第四十一回「うどん」 松本よしえのゆるカブdays

カブ生活

第四十一回「うどん」

掲載日:2015年10月07日 記事カテゴリ 原付漫遊記松本よしえのゆるカブdays   

え・文・写真/松本よしえ

カブ生活

気持ちよく晴れた秋の一日。さて、きょうはカブでどこへ出かけようか。

 

私事でごめんなさいね。根が食いしん坊なもので美味しいものには興味津々です。これまでバイクに乗り続けてきたのも、旅先で出合う美味しいものに釣られたようなもの。そんなわたしを知る友人がポロリと漏らした情報がありました。それはわたしも主催メンバーとして参加しているHUB倶楽部のキャンプでのこと。山間で焚き火を囲んでいるとき、日本酒好きの彼は信州の地酒を口にしながら、「うどん屋でさ、古い蔵なんだけどいい感じなんだよねぇぇ」と言ったのです。

 

この語尾のまったりとした感じにピンっとくるものがありました。で、翌日の帰りがけに寄り道したのが今回のうどん屋さんです。国道20号線の「道の駅はくしゅう」(山梨県)近くとだけ聞いて探したら、すぐわかりましたよ。「くろおび屋」というお店です。最初はうっかり通り過ぎてしまったのだけど、カブは小回りが利きます。重いキャンプ道具満載でもUターンが苦にならないので楽ちんです。

 

さて、写真をご覧のとおり、店は和風の古い蔵なのです。が、なんだかモノクロ映画の西部劇に登場する酒場の雰囲気を醸しております。暖簾をくぐってみれば、イケメンのお兄さんが一人でやっている手打ちうどんと珈琲の店。天井を見上げるとヤカンの灯具が吊り下がり、壁はカラフルなウロコ張り。あちらこちらに手作り感あふれる改造が施してあり、それを見つけるのが楽しいのです。聞けば、朽ちていた蔵を一人でコツコツと修理してきたのだそうです。

店主のイケメンお兄さんはカブに興味津々。この店の雰囲気、なんだか西部劇の酒場みたいだと思いませんか。店の目の前は国道20号の交差点です。

店主のイケメンお兄さんはカブに興味津々。この店の雰囲気、なんだか西部劇の酒場みたいだと思いませんか。店の目の前は国道20号の交差点です。

店内も手作り感満載で面白いのです。ときどき、夜はライブ会場にもなるらしい。うどんは正真正銘の手打ち。ツルツルシコシコで美味しいですよ。

店内も手作り感満載で面白いのです。ときどき、夜はライブ会場にもなるらしい。うどんは正真正銘の手打ち。ツルツルシコシコで美味しいですよ。

 

なんとな~くですが、このお店の自由な世界観は中古のカブを自分らしくカスタムするのに通じているような。わたしがカブに羽をつけたのと一緒にしたら申し訳ないかなぁ。それから最後になりましたが、もちろん味のほうもお薦めです。手打ちのうどんはツルツルシコシコ。食べ応えがあります。珈琲も丁寧に取り組んでいて、どちらも美味しかった。居心地がよくてつい長居してしまいました。また近所へ行ったら寄り道します。

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