カブ生活

ゆるカブ第二百回「CT125で走れGOGO!2023SSTR・その3」

掲載日:2023年08月06日 原付漫遊記松本よしえのゆるカブdays    

え・文・写真/松本よしえ

ゆるカブ第二百回「CT125で走れGOGO!2023SSTR・その3」メイン画像

午前11時51分、夜明けにスタートして約7時間。国道158号の"道の駅風穴の里"へ立ち寄り、梓湖の湖畔まできました。これから野麦峠(県道39号)経由で高山を目指します。

日没までに千里浜へ! CT125で必ずゴールするぞ!!

カブで参加して9度目のSSTR。今年は静岡からスタートして500㎞越えのルートでゴールを目指す計画です。で、国道20号の"道の駅信州蔦木宿"辺りまではカブの参加者にたくさん出会えた(第199回)のに、そこから先はカブにほとんど遭遇せず。なぜだ?

続きのルートをかんたんに説明すると、諏訪湖をかすめて塩尻からは"アルプスグリーン道路"で山形村へ。リンゴ畑を眺める気持ちのよい道を快走し、波田で国道158号に入り高山方面へ。"道の駅風穴の里"の先にある安房トンネルは原付二種以下のバイクが通れません! 旧道の安房峠を越え高山へ抜けたいところだけど、今年は通行止めが解除されず(毎年、春を迎えると解除になるタイミングで気を揉む)。冒頭写真の梓湖湖畔から野麦峠(県道39号)を経由して国道361号まで約50㎞進みます。

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山深い野麦峠は途中、豊かな自然林と川筋を縫うように走ります。カブを停めて深呼吸していたら猿の群れに囲まれ慌てて走り抜けました。バイクを怖がる様子はなく積んでいる荷物を狙っているようなので通行の際はご注意を。

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午後0時50分、路傍に建つ"野麦学舎"(1951年建造)の佇まいが美しい。1981年廃校後に宿泊施設となるが2014年に取り壊しが決定。その後、保存会が立ち上がり祭りなど新たな活用を模索中。このとき、"道の駅信州蔦木宿"を出てから100㎞以上走行。カブや原付二種以下のバイクには会えないまま。不安だな~。

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高根乗鞍湖で県道39号から国道361号へ曲がるとようやく参加者の姿が。午後1時20分、"道の駅飛騨たかね工房"でようやくCT110のカブ友さん(CT110の矢口さん)に出会ったのに喜び過ぎて写真を撮り忘れました(涙)。気温30度近い暑さにやられ気味です。このあと美女高原経由で高山へ。

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午後2時10分、国道158号の"道の駅ななもり清見"へ向かう途中、ガソリンスタンド(Enejet高山新宮SS)でSSTR参加者向けの素敵なステッカーを頂戴しました。写真はスタッフの井上さん。このとき、お手製のステッカーをすでに20人近くの参加者に配ったそう。記念になるうれしいサービスに元気をいただきました。

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午後3時04分、"道の駅桜の郷 荘川"で気温は26度。荘川に沿って御母衣湖(みぼろこ)、白川郷へと進んでいきます。この辺りからカブで走るグループ数組に遭遇しますが一般道を走るカブは時間に余裕がなく気が抜けません。互いに走りながら挨拶を交わし、完走目指して先を急ぎます。

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午後3時28分、国道ぞいに建つ"旧遠山家住宅"(1827年建造)。切妻合掌造りの大家に見惚れます。ゆっくり拝見したかったなぁ。入館料は300円。

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午後5時19分、"道の駅倶利伽羅 源平の郷"に到着。スタートから455㎞。写真はSSTRアプリの登録画面です。赤字は道中で必ず一か所に寄ることを決められた"指定道の駅"です。このアプリでは道の駅でポイントを登録する以外に好きな場所も登録できて記念になります。ここまでの総距離は455㎞。なんとか時間内にゴールできるかな!?

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午後6時25分、千里浜にゴール!! "千里浜なぎさドライブウェイ"に到着しました。ゴールゲートまで約8㎞の区間内でゴールの登録をします。走りながらカブ同士で無事のゴールを讃えあいました。

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なんとゴール後に浜で小町さんと再会。能登の海を背景に記念撮影。"道の駅信州蔦木宿"から360㎞を走って再び出会うとはうれしいです。この日の出走台数は3487台だから、かなり低い確率です。

さて、日没まで約30分。心地よい潮風と夕陽を楽しみ、無事のゴールを喜んだのも束の間、やっちゃいました! 登録画面を見たら総距離は496㎞。自ら課した目標の500㎞に4㎞足らないのです。千里浜に入ってからゴールゲートまでは約8㎞ありまして、その区間内でアプリのゴール登録をすればよいのだけどタイミングが早かった。それでもSSTR2023を無事にゴールし、連続9回の完走。迎えてくださる地元の方々が「おかえり~」と声を掛けてくださるのが心に沁みました。どうもありがとうございます。ちなみに2023年のSSTRは5月20日から27日までに総数11769台が出走したそうです。今回も道中で出会ったカブや参加者の皆様には心から感謝を申し上げます。

次回の第201回は完走後も楽しめるSSTRを。千里浜の地元メシや旬のフルーツなどもお伝えします! 毎年、千里浜を訪ねていたら素敵なご縁が繋がりました。

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