第三十四回「お抹茶カブ号」 松本よしえのゆるカブdays

カブ生活

第三十四回「お抹茶カブ号」

掲載日:2015年01月29日 記事カテゴリ 原付漫遊記松本よしえのゆるカブdays   

え・文・写真/松本よしえ

カブ生活

2015年もとっくに始まっておりますが、どうぞみなさま、今年もゆるゆるとよろしくお願いいたします。

 

ここのところ机に向かう日々が続いておりますが、暖かそうな日差しに誘われてちょこっとサボタージュ。カブで一走りしました。サイドバッグにはお抹茶セットを忍ばせて気の向くままに。ちなみにわたし、かつてはツーリングにレギュラーコーヒーとミルを持ち歩くような珈琲党でしたが、この10年くらいはお抹茶が定番。なにしろお抹茶ならばご一緒する誰かとバッティングすることはないし、お茶に添えるお菓子は季節感や土地ならではの味が楽しめます。

 

ところでお抹茶はむずかしいんじゃないかって? いえいえ、思うよりかんたんなのです。美味しくお茶を点てるために竹製の茶筅だけは譲れませんが、近ごろでは百円均一のお店でも売っているそうです。お茶椀は茶道具にこだわらず、なんとなくそれっぽい茶碗が食器棚にありませんか。カフェボウルなどはぴったり。でも、ごはん茶碗やお芋の煮っころがしが似合う深めの鉢など、自分で楽しむのが目的ならば「これでお茶が飲みたい」と思える器を茶碗に見立ててもよいのでは。あとはお抹茶です。意外かもしれませんがお手軽なものはスーパーのお茶コーナーで見つかります。密封できるジッパー付きなら保存も楽チン。本格好みの方は物足らないかもしれませんが、手始めはこの辺りでやってみてはいかがでしょう。お湯は火が使える場所ならばアウトドア用のストーブで。わたしは保温できるポットにお湯を詰めていくことも多いです。どうでしょう。はじめの一歩はこれだけで、あなたもお抹茶が点てられます。

 

わたしが最初にお茶を点てたのは30代後半でした。生まれて初めて手にする茶筅に驚き、お茶椀に抹茶色の液体がゆるりとあるのにドキドキ。お茶椀をこわごわ手にし、いま思えばまるで外国人のような反応でした。なんだかバイクに初めて乗ったときにも似て、心をわし掴みにされました。こんな新鮮な体験はいくつになってもうれしいものです。さて、余談はさておき話を戻すと、このたびはカブにお抹茶セットを載せ、かわいくて美味しいと評判の「ケロ焼き」を手に入れて公園へ。駐輪場の隅っこでカブのセンタースタンドを立て、ポットのお湯でお茶を点て始めたらサッカー少年達がやってきました。「なにしてんの?」と覗きこむ少年に、お抹茶を点てるのを披露すると興味津々。みんな初めて見たと喜びます。ちなみに少年たちはカブのことは知っていて、「お蕎麦屋さんが乗ってるヤツ」とか、「新聞屋さ~ん」などと声が上がります。よしよし、さすが立体商標に登録されたカブだね! スカっと晴れた冬空みたいに気持ちが上がります。お茶の味も冴えて最高の気分転換になりました。

お抹茶カブ号でございます。わたしはこんな感じの品揃えでして、お茶椀がすっぽり入る民芸のカゴで持ち歩いています。サイドバッグには緩衝材を詰めるなど、茶碗が割れないように気をつけましょうね。

お抹茶カブ号でございます。わたしはこんな感じの品揃えでして、お茶椀がすっぽり入る民芸のカゴで持ち歩いています。サイドバッグには緩衝材を詰めるなど、茶碗が割れないように気をつけましょうね。

バイク仲間が譲ってくれた桐製のお盆は自慢の一品。茶碗はネットオークションで手に入れたもので「旅」という銘(名前)がついていました。寒い季節は大判焼きの温もりがうれしくて、無性に食べたくなります。

バイク仲間が譲ってくれた桐製のお盆は自慢の一品。茶碗はネットオークションで手に入れたもので「旅」という銘(名前)がついていました。寒い季節は大判焼きの温もりがうれしくて、無性に食べたくなります。

カエルの焼印が目印の「ケロ焼き」は「和菓子工房 ひなさく堂」製。左からあずき、クリーム、抹茶あずき。ぜんぶで7種類あります。ぜんぶ絵柄がちがうのがカワイイでしょう♪

カエルの焼印が目印の「ケロ焼き」は「和菓子工房 ひなさく堂」製。左からあずき、クリーム、抹茶あずき。ぜんぶで7種類あります。ぜんぶ絵柄がちがうのがカワイイでしょう♪

和菓子工房 ひなさく堂

店舗/東京都練馬区豊玉中2-6-5-104 TEL&FAX/03-6767-1739
営業時間/13:00~18:00 定休日/水曜・木曜(臨時休業あり)
ネットからも購入可です。

 

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