カブ生活

ゆるカブ第六十回「豆腐屋さんのカブ」

掲載日:2017年10月22日 原付漫遊記松本よしえのゆるカブdays    

え・文・写真/松本よしえ

店前の特等席に停まっているカブは道具の物干し台兼用。働き者ですねぇ。

渋滞を避けて入りこんだ裏通りで見つけたお豆腐屋さん。目の前には古い馬頭観音がひっそりと建っている交差点です。店前の特等席にとまっている50ccのカブは、天気のいい日だと豆腐つくりの道具が干してあったりして、なんとなく通るのが楽しみになりました。豆腐屋の大将はカブが大好きなんです。「カブが一番よく走るねぇ」と、わたしの羽カブを見てニコニコしながら出てきてくれます。じつは以前に羽カブと同じ90ccに乗っていたのだけど、盗まれてしまったそうです。その話をするときはちょっぴり悲しそう。その後、大将は自転車に乗っていたのだけど、やっぱりカブがよくて再び50ccを買いました。「もう歳だし、これは自転車代わりだよ」と大将。きっとこのカブとも長いお付き合いになるのでしょうねぇ。

さて、豆腐屋のお隣りは中華と定食の店。大将が「ついでに隣のカブも見ていきなよ」って言うから覗きに行ったら、なんとまだビニールを被ったままの新車が停まっていました。カブ一億台目前の秋の日、見上げる空はウロコ雲でいっぱいなのでした。

とびきりの笑顔で迎えてくれる大将です。カブのおかげでつい話し込んじゃいます。

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