フオリセリエ NS400R(ホンダ NS400R)

掲載日:2018年10月14日 プロが造るカスタム    

取材協力/フオリセリエ
記事提供/ロードライダー編集部

※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2017』に掲載された内容を再編集したものです

FUORISERIE NS400R(ホンダ NS400R)のカスタム画像
FUORISERIE NS400R(HONDA NS400R)

ボルテックスチューンで
現代ミドル並みの乗りやすさ

生産終了から20年近く経つ2スト各車。特性の磨き上げ以外の手法は出てこないのかと思いきや、意外なものが出てきた。

キャブレターのボア内壁などの混合気通路にゴルフボール表面のようなディンプル(小穴)を加工する“ボルテックスチューン”がそれだ。流体の流れる部分の、壁面近くに出来やすい流れの悪い部分=境界層を破壊することで理想的な流れを作り、2スト車では従来ならパーシャルで使うようなスロットルちょい開け域でぐーっとパワーが出せるようにしたという。フオリセリエの島村さんはこれを考案後、NSR250Rを中心に施工して結果を出しながら、施工の数やディンプルの大きさ等のデータも蓄積してきている。

FUORISERIE NS400R(ホンダ NS400R)のカスタム画像

このNS400Rは、そのボルテックスチューンに早くから着目した前オーナーさんが、ぜひ試したいと依頼したもの。NS自体のトータル性能向上もコンセプトとしていたため、3個のキャブをNSR250R用に交換した上で、前述のボルテックスチューンで大口径化による吸入流速低下を補うようにした。車体面では前後17インチ化などを行って、現代流に再構築している。

エンジン自体はノーマルでチャンバー装着と冷却系強化のみが行われたが、施工後の特性は明らかに低速トルクが高まり、その出方もフラット。元の乾燥163kgという車重もスポイルされずに17インチでのナチュラルな車体側特性も得ていて、今の4スト650、900クラスのような感触に変貌していた。ぜひ注目したい加工だ。

詳細写真

FUORISERIE NS400R(ホンダ NS400R)のカスタム画像

メーターマウント部はカーボンパネル化し、速度計をアクティブデジタルに変更。ハンドルはフォーク換装に合わせてCBR600RR用セパレートをセット。

FUORISERIE NS400R(ホンダ NS400R)のカスタム画像

ベースは1986年型でエンジン本体はノーマル。冷却系強化でラジエーターをRVF(400)用ツインとし、アルファーレーシング製チャンバーも装着する。

FUORISERIE NS400R(ホンダ NS400R)のカスタム画像

3個並列のキャブレターはφ26mmからMC18用φ32mmに大径化してパワー向上を狙った上で、内壁奥側(スロットルバルブより下流=写真手前)にボルテックスチューンを施して低速充実化も狙った。動力系のチューンはまさにここのみ。

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足まわりはφ[37→]45mmフォーク/ブレーキまわりや3.50-17/4.50-17ホイール、スイングアームにリアサスと複数車の混成で16/17→前後17に。このアップデートも効果大だった。

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