2016年もっとも売れたバイクは!? 【250ccクラス編】 トピックス

2016年もっとも売れたバイクは!? 【250ccクラス編】

掲載日:2016年12月29日 記事カテゴリ トピックス    

取材協力/二輪車新聞  文/佐川健太郎、バイクブロス・マガジンズ編集部

2016年も残すところあとわずか。そこで、果たして今年はどんなバイクが売れたのか? 販売データから読み解いてみたい(「二輪車新聞」調べ。期間は2016年1月~9月まで。毎週金曜発行の二輪業界唯一の専門紙は一般の方でも購読可能)。

排気量別にカテゴリーを分け、まずは「250ccクラス」からランキングを発表する。具体的には排気量125cc超~250cc以下の軽二輪と呼ばれるカテゴリーで、スポーツモデルやスクーター、オフロードモデルなど、ジャンルを超えて人気モデルが鎬を削ることとなった。それらの人気の理由を、当サイトでは試乗インプレッション記事や動画『やさしいバイク解説』でもお馴染み、バイクジャーナリストの佐川健太郎が分析する。

第1位 ヤマハ YZF-R25

ヤマハ YZF-R25の画像

堂々のクラス1位に輝いたのは、2014年の新登場以来高い人気を誇るYZF-R25だ。アジアを中心に、世界的に人気急上昇の250ccスポーツ戦線において、現在最強の呼び声も高いモデル。R1のイメージそのままのレーシーなフォルムに、クラス最強の36psを発揮する高回転型の並列2気筒エンジンを搭載。「毎日乗れるスーパーバイク」のコンセプトどおり、街乗りも余裕でこなす扱いやすさと、快適なライディングポジションも併せ持つなど、高次元でのバランスの良さが光る。

第2位 ヤマハ マジェスティS

ヤマハ マジェスティSの画像

巷ではタンデムができて30km/h制限もない原付2種スクーター(125cc)が人気だが、さらに高速道路も走れるのが150ccクラスの魅力。原2並みの軽量コンパクトな車体でありながら、ひと回り太いトルク&パワーを得て、街乗りからショートツーリングまでこなせる懐の広さがある。スポーティなフォルムに優れた環境性能とモノクロスサスによる快適な乗り心地、前後ディスクブレーキなど装備のグレードもワンランク上。それでいて価格も原2並みとコストパフォーマンスも抜群だ。

第3位 ホンダ PCX150

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燃費と扱いやすさに優れる新世代のeSPエンジンやアイドリングストップ機能、前後連動のコンビブレーキを装備するなど、PCXが本来持っている付加価値や安全性の高さはそのままに、排気量を152ccへスケールアップ。だから軽さや取り回しの良さは原2そのもの。それでいて、2割増しのパワー感が楽しめるとくれば売れないはずはない。前後14インチの大径ホイールなので悪路にも強い点もマル。僅差で敗れたマジェスティSとはまさにライバル同士。

第4位 カワサキ ニンジャ250/SE/ABS

カワサキ ニンジャ250/SE/ABSの画像

今に至る250ccスポーツブームの火付け役となったのがニンジャ250だ。2013年にフルチェンジされた新型では2灯式ヘッドライトを採用するなど、ZX-10Rと共通イメージに一新。「もて耐」など250ccレースでもR25と鎬を削るなど、今もって実力は健在である。特に、新型ではフルカウルも大型になり、見た目以上に楽なライディングポジションと相まって、ツーリングユースでも評価は高い。ABS仕様のほか、スーパーバイク世界選手権を戦うKRTカラーを施した特別バージョンも人気。

第5位 ヤマハ セロー250

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すべてのオフ車でも堂々のトップセールスを記録しているのがセローだ。背の高い大柄なモデルが多いオフ車の中にあって、格段に軽量でコンパクトな車体と低いシート高による足着きの良さ、極低速から粘りのあるエンジン、ハンドル切れ角の大きさなどにより、取り回しの良さや走破性の高さはピカイチ。街乗りはもちろん林道ツーリングから、腕があればトライアルごっこまでできてしまう万能性も人気の秘訣。初心者からベテランまで、ファン層も幅広い。

第6位 カワサ ニンジャ250SL

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同じカテゴリーに2つのニンジャという珍しいラインナップを展開するカワサキ。ニンジャ250が並列2気筒であるのに対し、SLは単気筒。「SL=スーパーライト」が意味するとおり、ニンジャより20kg以上軽いコンパクトな車体を生かし、タイトコーナーでは抜群の旋回性能を見せつける。エンジンもシングルらしい鼓動感があり、ライディングポジションも前傾が強めなど、ある意味で2気筒ニンジャよりもアグレッシブな面もある。125cc並みの車格と、割り切ったスポーツ性能が魅力。

第7位 スズキ GSR250/S

スズキ GSR250/Sの画像

かつてのメガファイター「B-KING」のイメージを投影した大柄な迫力あるボディワークが独特の存在感を醸し出すGSRは、滑らかで扱いやすいエンジン特性が特徴。ハンドリングも穏やかで、コーナリングでも400ccクラスのようなどっしりとした安定感が持ち味だ。ネイキッドの中でも一段と上体が起きたなリラックスできるライポジとフカフカのシートで、ロングツーリングも快適にこなせる。防風効果を高めたハーフカウル付きの「S」も人気がある。

第8位 ホンダ フォルツァSi

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最高出力23psのパワフルな水冷単気筒エンジンと流麗なフルサイズボディが生み出す、スポーティかつゴージャスな走りが魅力の250ccビッグスクーターの代名詞的存在がフォルツァである。大柄だが低いシートで足着きも良く、コンバインドABSで安全性も確保。車体もしっかりしていて、攻める走りでもタンデムでの高速クルーズでも抜群の安定感である。高い質感とフルフェイス2個を収納できるシート下大容量スペースなど優れた実用性も人気の理由。

第9位 ヤマハ WR250R/X

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「オフロードのR1」のコンセプトに31psの高性能な水冷単気筒エンジンをアルミフレームに搭載。倒立フォークやリンク式モノショック、ウェーブディスクなどの本格的な足回りを備え、コンペモデル並みのオフ性能を発揮。「X」はWR250Rをベースにモタード仕様にモディファイしたモデルで、単に17インチ化するだけでなく、加速重視の2次レシオ設定や専用セッティングの前後サスなど本気の作り込みが嬉しい。機動力を生かして「通勤快速」としても活躍する。

第10位 スズキ バーグマン200

スズキ バーグマン200の画像

「スカイウェイブ」の海外での名称をそのまま日本に導入したのが「バーグマン」である。欧州ではミドルスクーターとして確たる地位を築いていて、その信頼性の高さは折り紙付き。小回りが利いて使い勝手のいい125と、パワフルで高速も乗れる250のメリットを併せ持ったモデルと言える。ハイスクリーンとヘルメット2個が収まるシート下荷室、電源ソケットなど装備も実用的。スカイウェイブ250より50kg以上軽い車体を生かした軽快な走りも魅力だ。

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