トレーディングガレージ ナカガワ GPZ900R(カワサキ GPZ900R)

掲載日:2018年10月28日 プロが造るカスタム    

取材協力/トレーディングガレージ ナカガワ
記事提供/ロードライダー編集部

※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2017』に掲載された内容を再編集したものです

TRADING GARAGE NAKAGAWA GPZ900R(カワサキ GPZ900R)のカスタム画像
TRADING GARAGE NAKAGAWA GPZ900R(KAWASAKI GPZ900R)

レーサーの革を被った
超ハイパーストリート改

サーキット用にニンジャレーサー、街乗り用にCB1300SFという2台体制を敷いていたというオーナーが、『街乗りもニンジャにしたい』ということでTGナカガワに製作を依頼したのが、このカスタム。カラーリングなどは先に製作したレーサーとほぼ同じ(外装は異なる)だが、両車の最も大きな違いはエンジンだろう。

「長距離ツーリングから普段の街乗り、サーキットでのスポーツ走行までカバーしたいということでしたので、この車両ではZRX1200のエンジンをベースにチューニングを加えました。めっきシリンダーということもあって排気量は純正と同じ1,164ccですが、ZZR1200純正ピストンや各部面研などで圧縮は若干上げてあります」(同店代表・中川さん)

TRADING GARAGE NAKAGAWA GPZ900R(カワサキ GPZ900R)のカスタム画像

その上でシリンダーへのクロスハッチ、クランクシャフトのラッピング処理などでフリクションロスを低減、スムーズかつシャープな吹け上がりを実現したという。さらにFCRφ41mm、ノジマ×TGナカガワ製コラボマフラーといった吸排気系との組み合わせで後軸160.を実測しているというから驚く。直キャブ+チューニングエンジンのフィールはZRX1200と比較した場合でさえ、まったくの別モノ(パワー、トルクともZRX純正を大幅に上回る)だが、扱いにくさは微塵もない。

「最新フラッグシップと比べても遜色のない性能を目指しました」(中川さん)という、このニンジャ改。エンジン、シャシーのパッケージング含め、まさにその通りだろうなと思わせる納得の仕上がりなのである。

トレーディングガレージ ナカガワ GPZ900Rの詳細写真は次のページにて

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