カワサキ D-トラッカー X
カワサキ D-トラッカー X

カワサキ D-トラッカー X – 国産250ccモタードの元祖!

掲載日:2012年08月20日 試乗インプレ・レビュー    

取材・写真・文/田宮 徹

ロード性能を追求した
国産250ccモタードの元祖!

1998年型で新登場した初代のD-トラッカーは、オフロードモデルのKLX250をベースとした、国産250ccモデルとしては初となるメーカーメイドのスーパーモタードモデルだった。もっとも当時は、スーパーモタードという呼び名は普及しておらず、スーパーバイカーズやターミネーターズなどと呼ばれていた。そして、このD-トラッカーがベースモデルのKLX250とともにモデルチェンジを受け、2008年型で新登場したのがD-トラッカー X。燃料供給のF.I.化やスタイリングの刷新だけでなく、ブレーキや足まわりなどの改良も施され、基本構造はKLX250と共通ながら、よりオンロード走行に特化した仕様へと生まれ変わった。

カワサキ D-トラッカー Xの特徴

カワサキ D-トラッカー Xの画像

ハイレベルなスポーツ装備ながら
日常での使いやすさも考慮!

D-トラッカー XとKLX250は、鋼管ペリメターフレームやF.I.仕様の249cc水冷DOHC4バルブ単気筒エンジン、フロントフェンダーやバックミラーなどを除く外装パーツなどが共通化されている。しかし、KLX250が前後21/18インチ径のオフロードタイヤを履くのに対し、D-トラッカー Xは前後17インチ径のロードタイヤ。前後の足まわりは、基本構造こそ同じだが、ストローク量やリアサス全長が短く、内部のセッティングが専用化され、オンロード指向となっている。またフロントブレーキも、D-トラッカー Xのほうが大径だ。

カワサキ D-トラッカー Xの画像

ライバル勢との違いを主張する異形2眼ヘッドライトは、シリーズ共通の装備だが、多角形状のバックミラーを採用していることから、D-トラッカー Xのほうが、前からの見た目が精悍な印象。ステップにラバー製カバーを被せるなど、単に前後17インチ化するだけでなく、細部にまで手を加えてモタード仕様としているのも、D-トラッカー Xの魅力と言える。

カワサキ D-トラッカー Xの試乗インプレッションは次ページにて

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