バイクブロス編集部員の徒然なるひとり言
更新日: 2017年12月22日 11:33:44 カテゴリー:

適正価格とは……

by: tsuchiyama (投稿数: 39)

毎年この時期になると友人が経営するブックストアから連絡が来るんです。

「アレがそろそろ入りますよ」

と。

いくつかの洋書を定期的にその友人の店で買っているので、「アレ」と言っても時期によって中身は違うんですが、この時期のアレというと↓なんですね。

20171222_RYT001

ドイツで開催されているカスタムバイクによるドラッグレース、Glemseck 101(グレムセック)の写真集です。見ての通りかなり立派な装丁でして、お値段もそれなり(1諭吉超)にするんですが、写真・印刷のクオリティが素晴らしいし、日本では見られないようなカスタムバイクがたくさん出ていることもあり、何回見ても楽しめるんですよ。

↑の写真は2016年版で今年のはじめに実際に購入したものです。この写真集は毎年発売されるんですが、もちろん2017年版もありまして。
年末のこの時期、いろいろ出費がかさむじゃないですか。だから今度入荷するという2017年版がものすごく欲しいものの、かなり悩むんです。でも部数が限られているので、機会を逃すと一生手に入らないかもしれません。

この手の写真集や書籍って後から買おうとすると定価よりだいぶ高くなってることがよくあります。たとえば僕が15年ほど前に買った写真集(The Bikeriders/著者Danny Lion)は、当時の定価が4000円そこそこだったのに、今じゃプレミアがついて中古美品だと2万円オーバーとかするんですよ。初版オリジナルじゃなくてただの再販モノなのに(笑)。意味がわかりませんよね。当時ちゃんと定価で買った自分を褒めてあげたいです、ほんとに。

世の中には適正価格ってものがあるじゃないですか。「プレミアついてるってことは需要と供給のバランスでそうなってるってことじゃん」という話も、まぁごもっともではあるんですけど、定価ベースで考えるとなかなか納得できないですよね。特に、定価で売っている時期を逃してしまった場合は。(いままで幾度となくそういうことを経験しました。泣)

長くなりましたが、↑はこういった商品を買う際に自分を納得させる言い訳でもあります。でも「適正価格のうちに、確実に手に入れる」というのは趣味の世界に共通する買い物の基本ではないでしょうか。

たぶん、今晩あたりに僕は友人に連絡を入れるのでしょう。

「アレ、頼むわ」

と。

 

おまけ)

Glemseckとはどんなイベント?という方はこちらをご覧ください。

2017 Glemseck101レポート