バイクブロス編集部員の徒然なるひとり言
更新日: 2017年9月7日 19:12:53 カテゴリー:

世のライダーは(特に乙女)、フルフェイスの衛生面をどう美しく保っているの?その弐

by: koizumi (投稿数: 12)

20170907-koi07

こんにちわ!気がついたら木曜です。コイです。前回は、世のライダーのヘルメット内装衛生状況は~と言いながら社内という狭い世で聞き込みをし、案外みんな洗ってないな…と安心していました。

が!個人的に知りたいのは乙女。そう、顔に施し物が存在する乙女の衛生事情&処置。あれから1週間いろいろな乙女ライダーの声を集めました。

世のライダーや乙女ライダーの言葉たち(こっそりブロスFBのコメントも見ましたっ教えてくださってありがとうございます!)をまとめた結果わかったことは、オフロードバイク乗りは9割がた「男女問わず毎回ガッチリ完璧に洗う」。モデルライダーは「ガッチリ化粧をして乗る、が放置も多し」。消臭剤などで済ます人もいれば、洗わない人ももちろんいる。内装を何枚も用意している(盲点だった!)強者もいれば、ブーツ用の消臭ボール(たしかにピッタリ!)や乾燥器を有効利用している賢者もいた。さらには「なるほど!」なアイデアで内装と顔への施し物をキープする乙女ライダー(しかも毎日走ってる!)もいた。

というわけで今回、初めて完璧に内装を洗ってみました。そして集めた方法もほんのり試してみました。そんな個人レベルの疑問から始まった裏?話「その弐」です。

20170907-koi01

RX-7Xの内装、外してみました!やはり頬とアゴあたりの密着部分は思っていた以上に日焼け止め&施し物の侵略を受けていました。

試し1)施し物侵略部分にクレンジング(化粧落とし)を使ってみる。
結果)効果なし。
接触部分だけでも毎日軽く拭いておけば侵略への抑止効果があるかと試してみたが、目に見える効果は感じられなかった。

20170907-koi03
シャンプーで手揉み洗い。洗濯機にポンは怖くてできなかった。。

試し2)普段使ってる髪用シャンプーで洗ってみる。
これは、乙女ライダーならではの洗浄方法だと思った。オフ車乗りの乙女の教えで、洗濯ネットに内装を入れて洗濯機に入れ、お気に入りの柔軟剤を使うorシャンプーで洗うといい匂いにもなって良い、というもの。フルフェイスは密封度が尋常でないので、髪と同じ匂いなら気にならないだろうとシャンプーをチョイス。
結果)完璧!!
驚くほど汚れが落ち、施し物も残さず洗浄完了。しかも洗浄時間は手もみでわずか10分弱。そして乾かしたあと被ってみたところ、ふわりとシャンプーの甘い香りがしつつも違和感のない香り付きだった。シャンプー万能!シャンプー万歳!

20170907-koi02
ハンガー1個のスペースで干すことができた。
湿度57%の部屋でも一昼夜で乾いた。
キレイな紺色に戻った!!

オフ車ライダーたちのヘルメットは、常に砂や泥、そしてオンロードライダーには想像もつかないくらい半端ない運動量から放出される汗に侵略される。それもあってか男女問わず「内装も外装も洗い尽くす」という完璧な洗浄をしている人がほとんどだった。ホースで水をバシャバシャかけて洗う、という剛毅な乙女ライダーもいれば、インナーキャップを被る&洗いも完璧というライダーもいた。

モデルライダーは仕事柄やはり顔への施し物は必須で、プライベートでもそれは変わらないようだ。名前出しを快諾してくれた我が社でも活躍してくれてるモデルライダーのみかんちゃんは「化粧して走ります!全く洗ってないです!最近臭いが気になってきてまーす」と元気に答えてくれた。「なにーん同じくー!」と返したけど、教えを受けたからには今後は洗う人になろうと決意。

試し3)手ぬぐいで頭からアゴまで覆ってヘルメットを被る
これはリアルに旅する乙女ライダーが教えてくれた方法で「毎日走り続けるが、顔に施し物もする」という、まさに求めていた条件下による処置だった。これならば、頭からの汗も手ぬぐいが吸い取り、頬やアゴもカバーでき施し物の崩れもなく、触れる部分はさらりと快適。洗うのは手ぬぐいのみなので何枚あってもコストもそうかからず手間いらず。そして手ぬぐいは我がコレクションのひとつ。完璧である。

ひとつ気になる点として、見せてくれた写真の中で旅する乙女ライダーが被っていたのが、フルフェイスではなくジェットヘルメットだったこと。大問題だ。いや、アゴの部分だけ調整すればイケるに違いない、とお試し開始。

20170907-koi04
なにーん!?

結果)フルフェイスを被る際に手ぬぐいが押し下げられ、片目しか出ない。
5回やって4回こうなった。右目が出るか左目が出るかの差くらい。。普通に頭頂部から左右に垂らし頬を隠すようにしたまま被るとうまくいかない。ならばと、押し下がらないように後頭部に手ぬぐいを持っていくと被った時に頬のカバーがうまくいかない。うーん。

頭や顔を覆うものとしては、インナーキャップやインナーライナーなども、直接ヘルメットに頭髪や地肌が触れないので、それ自体を洗えるし便利で清潔感もある。だが、肝心な部位「頬」を隠すものではなく、じゃぁ口元を覆うマスク付きのものはと言えば、冬場でない限り暑くて息苦しさ満点で、候補に入れたくもないのが正直な気持ちだ。

20170907-koi08
インナーライナー

インナーライナーも今回購入し試してみたが、アライのサービスである内装調整を受けたマイヘルメットは、頭部にピッタリと合いすぎており、頭頂部にコレをつけると違和感と窮屈感でたまらない気持ちになった。それ以前に頭しかカバーしてくれない時点で「ナイ」。

それを思うとピラ1の手ぬぐいの薄さとカバー力を諦めきれない。というわけで、試行錯誤してうまく手ぬぐいをフィットさせる方法を改めて考えた。

試し3・改)手ぬぐいで頭から口元まで交差して覆ってヘルメットを被る
手ぬぐいを後頭部から耳前を通り、頬と口元に左右を交差させるように巻いたまま被る。

20170907-koi09
決まったっ!

結果)決まった!ハマった!頭髪クリア!頬クリア!なんならアゴもクリア!
うまく撮れなかったが、きっちり頭も頬も手ぬぐいがカバーしてくれ、直接肌が触れてる部分は皆無に。さらに被ってみて気づいたのが、汗がアゴや首元に垂れてきた時に瞬時に吸い取ってくれる配置に手ぬぐいがきていること。ただ欠点もこっそり発見してしまった。

欠点)1.TPO次第で画的にマヌケ。2.折れた状態やシワが入った状態のまま手ぬぐいが頬に当たっていると、脱いだ時に顔に寝跡のような線が入る危険性あり。デートやステキイベントにバイクで行く時はオススメできない。

というわけで「いかに楽に!」「いかにお肌に優しく!」「いかに顔への施し物をキープし!」「いかに衛生的に!」ヘルメットと向き合い過ごして行くかの結論がでた。

最初と主旨や方向性が変わってる?いつものことです。いや、今回はまあまあ真っ当に進んだ気がする。

それでは発表します。
—————————————————————————–

時間がある時にシャンプーで洗って施し物も汚れも簡単オフ!

ほんのり自然な香り付き!男の人でも使えるよ!

普段の衛生キープは手ぬぐいで!

——————————————————————————

よし。

 

教えてくださった方たちに大いなる感謝をー!ありがとうございました!

 

おマメな基本手入れはコチラ↓↓↓

ページを見る