バイクブロス編集部員の徒然なるひとり言
更新日: 2017年7月21日 17:10:52 カテゴリー:

“耐久カウル”に思いを馳せて……

by: tsuchiyama (投稿数: 39)

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ども。VIRGIN BMW&BMW BIKES編集人のRyoTです。いよいよ来週末は鈴鹿8耐ですね!
今年は世界耐久選手権の最終戦として位置づけられ、なおかつ第40回大会という節目を迎える8耐。
僕は昔から耐久レーサーが大好きでして、特に70年代後半~80年代中盤にかけてのワークスマシンにグッと来てしまいます。その理由の大半を占めるのがアッパーカウル。ヘッドライトをオフセットしてアッパーカウルに装着する、いわゆる「耐久カウル」が大好物なのです。(※ただ、昨年のレギュレーション変更でライト2灯がマストになってしまったため、「片目」の耐久カウルはたぶん絶滅……)


最初にアップした写真は、いまをときめくブランド、Deus ex Machinaとヤマハ・ヨーロッパのコラボで製作されたXJR1300改。ラフなつくりではありますが、このカウルには完全にヤラれてしまいました。

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○YAMAHA XJR1300 “Eau Rouge” by Deus ex Machina

どこからどう見ても80年代前半の耐久シーンをイメージしたとわかるスタイリング。車両名はベルギーのサーキット『Spa Francorchamps(スパ・フランコルシャン)』の名物コーナー『Eau Rouge(オー・ルージュ)』から取ったもの。その『スパ』も古くから24時間耐久レースの舞台として有名ですよね。

Deusをはじめ、最近はヨーロッパのビルダーを中心に往年の耐久シーンをリスペクトした車両がよく作られていたりします。例えばこんなマシン。

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○S1000RR by BMW Motorrad France × PRAEM ○Photo / BMW Motorrad France

耐久カウル萌えにはたまんねーっス。これはBMWモトラッドフランスとフランスのビルダーPRAEMがコラボして製作したS1000RRで、ビルダー自ら「イメージソースは初期の鈴鹿8耐で活躍したヨシムラGS1000Rだ」と語っています。この車両の詳しい解説はBMW BIKES75号(2016年6月発売号)にも掲載済み。

ちなみに最近コンタクトを取り始めたスペインのビルダーが、なぜか耐久レースレプリカばっかり作ってるので(笑)、ここで1台紹介しましょう。

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○BOL D’OR 2015 by XTR Pepo

激しいドゥカティですね~。これ、ベースはパンタの600らしいんですが、エンジンは900SSに換装、NCR風外装やらケツ上げ激しいテールカウルでラディカルなスタイリング。この写真では見えませんが、ヘッドライトは耐久仕様です。同じビルダーが手掛けた「耐久スタイルのF800S(!)」をいま発売中のBMW BIKES79号で紹介したので、興味ある方は下記からご購入ください。

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最後に、去年の8耐駐車場で見かけた個人的にグッと来たマシンを1台だけ。

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オーナーさんの愛を感じるキレイなNC30です。ロスマンズカラーに耐久カウル、マフラーはもちろんETHOS管! もうガン見しましたよね……。そうそう、鈴鹿8耐の駐輪場は耐久カウル率高し!です。この写真を見ながら、アルファレーシングやオメガの耐久カウルにはホント憧れたなぁ~なんてことを思い出したところで今回はこの辺で。ではまた。