ヤマハ ビーノ
ヤマハ ビーノ

ヤマハ ビーノ – キュートなルックスのロングセラー・スクーター

掲載日:2014年07月18日 試乗インプレ・レビュー    

取材・写真・文/野岸“ねぎ”泰之

ちょっとレトロ、それでいてポップ!!
キュートなルックスのロングセラー・スクーター

外観のキュートさから根強い人気を誇っているのが、ヤマハの50ccファッションスクーター「ビーノ」。その歴史は意外に古く、最初の発売は1997年にさかのぼる。当初は2ストロークエンジンを搭載していたが、2004年に4ストロークエンジンを搭載し、フルモデルチェンジ。2007年にはフューエルインジェクション搭載と触媒を搭載するマイナーチェンジを受けている。ロングセラーとなっているのは外観の可愛らしさばかりでなく、スクーターとしての基本をきっちり押さえた基本性能の高さや、定期的に新色や限定カラーのモデルが発売されるのも理由かもしれない。ちなみに今回紹介するのは立体エンブレムなどを採用して高級感を高めたビーノ デラックスで、2014年2月に発売されたカラーリングのものだ。

ヤマハ ビーノの特徴

ヤマハ ビーノの画像

全体に丸みを帯びたフォルムに
実用的で使いやすい機能を装備

ビーノを目の前にしてまず注目したいのは、やはりその造形美だろう。ヤマハが“レトロポップスタイル”と呼ぶその外観は、全体に丸みを帯びた曲線パーツで構成されており、柔らかで優しい印象を持っている。特に、マルチカットレンズを使用したどこか懐かしいイメージのヘッドライトや球形のウインカーを配したフロントマスクは、近ごろ流行のシャープなつり目デザインにはない、ほのぼのとした顔つきで、見ているだけで和んでくる。ところどころ、アクセントにメッキパーツを配するというセンスもいい。若者や女性を中心に高い評価を受けている、というのも納得のスタイリングだ。

ヤマハ ビーノの画像

装備面に目を移そう。シート下のメットインスペースは約19リットルで、一般的なフルフェイスなら収納できるサイズ。深型タイプのため、ヘルメットを入れなければ大きめのトートバッグなども収めることができそう。コンビニフックも装備しているから、ちょっとした買い物なら十分対応できる。ちなみに給油口は車体後部にあって、シートを開けずに給油が可能。給油のたびにトランクの中身を周囲にさらさずに済むというのも、細かいことだがメリットに感じる人もいるだろう。

ヤマハ ビーノの画像

もう一つ注目したいのが、“Gロック”と呼ばれるヤマハ独自の盗難抑止システム。これはハンドルロックをした後、カギ穴横のレバーを操作すると、カギ穴をシャッターでガードすると同時にリアホイールもロックするもの。万一ハンドルロックが物理的に破壊されても、リアホイールが回らないことでバイクを簡単に移動できないため、持ち去られるリスクはグッと減るはずだ。

ヤマハ ビーノの試乗インプレッションは次ページにて

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