ヤマハ ビーノ
ヤマハ ビーノ

ヤマハ ビーノ – キュートなルックスのロングセラー・スクーター

掲載日:2014年07月18日 試乗インプレ・レビュー    

取材・写真・文/野岸“ねぎ”泰之

ヤマハ ビーノの試乗インプレッション

ヤマハ ビーノの画像

コンパクトで取り回しやすく
シティランに最適なマシン

ビーノはアップタイプのパイプハンドルと車体後部に設けられたハンドルのおかげで、押し歩きや駐輪場での取り回しもやりやすい。シート高が715mm、車両重量が80kgというのも、同じヤマハのジョグなどと比べても小柄で軽く、気軽に扱えるモデルといえる。またがった感じも、とてもコンパクト。フロア部分はスクエア形状に近く、大胆に足を前に出せるスペースはないが、もともと足を揃えてスマートに乗るのが似合うマシンだから、ポジションに違和感はない。

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セルボタンで軽快に始動するエンジンは、やや音が大きめと感じるものの、走り出せば軽快で、一般道でのクルマの流れを妨げることもなく、加速性能としては必要十分だ。ちなみにキックペダルを装備しているため、万一バッテリーが上がってしまっても始動できる。これはメンテナンスをおろそかにしがちな人にとっても、ありがたい装備といえる。

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10インチホイールとオイルダンパー式フロントフォークというスタンダードな組み合わせに過度な期待は禁物だが、路面の段差はけっこう素直に拾ってしまう印象だ。普通にハンドルを握っていればふらつくことはないのだが、少し厚めに塗られた路面上のペイントを通過した際にコツっとした感じが伝わってきたのが気になった。もう少しだけしなやかな足回りを与えられれば、さらに快適になるかもしれない。

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長距離・長時間の移動は、ビーノには似合わない。ふだんの買い物や駅までの移動など、街中でオシャレに乗りこなすのが、もっとも適したマシンだと感じた。ポップで可愛らしいスタイルに、必要十分な装備を備えたビーノは、日常生活をより楽しく、便利にしてくれる存在といえるだろう。

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ヤマハ ビーノの詳細写真は次ページにて

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