【Page9】アイドリング回転から12V以上を発電!

掲載日:2009年12月14日 特集記事電気いじりはコワクナイ!    

記事提供/2009年6月1日発行 モトメンテナンス No.83

アイドリング回転から12V以上を発電!
コイル結線方法の変更で12V仕様が実現!

ひと言で6V仕様車といっても、チャージコイルとライティングコイルにはいろんな種類がある。笹崎さんのバンバン90にはスズキのビジネス車K90用エンジンを搭載しているが、その6V仕様車は2つのコアを使いながらその一部を共用した、直列+並列式のコイル配線となっていた(下図参照)。そこで笹崎さんは、3つのコイルを直列につなぎ替えてみたところ、発電電圧はあっさり12Vを超えることを発見。巻き直しなどをすることなく、レギュレートレクチファイアを追加しただけで12V仕様を実現した。こんな例もあるのだ。

 

  • 配線図を見ると、どうやら75と125のバンバンは独立した2つのコイルがあり、2つをチャージコイルとして使い、一方のコイルにライティングコイルを重ね巻きして利用していることが分かった。

    配線図を見ると、どうやら75と125のバンバンは独立した2つのコイルがあり、2つをチャージコイルとして使い、一方のコイルにライティングコイルを重ね巻きして利用していることが分かった。

  • しかしバンバン90は1コイルタイプだったので、2コイルタイプのK90エンジンを移載した。レギュレートレクチファイアはやはりカワサキGPZ250用、ウインカーリレーなどの電装部品も12V用に変更。

    しかしバンバン90は1コイルタイプだったので、2コイルタイプのK90エンジンを移載した。レギュレートレクチファイアはやはりカワサキGPZ250用、ウインカーリレーなどの電装部品も12V用に変更。

  • ポッケ改と同じ12V-3Ahのバッテリーを搭載して端子電圧を測定すると、最大電圧14V台半ばで充電することを確認。「これはとても楽なパターンでしたね」と笹崎さん。

    ポッケ改と同じ12V-3Ahのバッテリーを搭載して端子電圧を測定すると、最大電圧14V台半ばで充電することを確認。「これはとても楽なパターンでしたね」と笹崎さん。

  • 配線図上では黄線がライティングコイル、緑線がチャージコイルとなる。車体へのボディアースを外して3つのコイルを直列につなぐことで、12V以上の電圧を発生するコイルとして使えるようになったわけだ。

    配線図上では黄線がライティングコイル、緑線がチャージコイルとなる。車体へのボディアースを外して3つのコイルを直列につなぐことで、12V以上の電圧を発生するコイルとして使えるようになったわけだ。

 

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