バイクブロス編集部員の徒然なるひとり言
更新日: 2017年7月6日 10:34:10 カテゴリー:

モンゴルを走る人

by: tanaka (投稿数: 47)

しとり……

20170712_z001

こちらは古いBMWです。足が長いですね。クビレてますね。色も艶っぽい。身に纏っているものがカザリじゃないと分かります。

オーナーは雑誌BMW BIKESやウェブのバージンBMW.com掲載の記事の中でたまにご登場いただいている、篠原さんという国際ラリーストです。

なにやら8月にモンゴルで開催されるラリーに参戦されるということで、このBMWはラリー仕様にセットアップされています。ベースマシンからして生唾ものなんです。

アジアクロスカントリーに引き続き、かなりマニアックなお話しですが、つい先日「再び挑戦します」と自身のフェイスブックや仕事の公式サイトなどで発表されていたので、ラリーつながりということでその内容を一部ご紹介します。

~以下、篠原さんからの文言をお借りして~

ラリーモンゴリアは1995年から続く、SSERオーガニゼーション主催の国際ラリーです。2017年はモンゴルの首都ウランバートルをスタートし、8日間で約4,000kmを走破します。草原地帯や砂漠地帯に加え、山岳地帯まで含まれルートは、標高・気温の変化が著しく変化に富むのが特徴です。

20170712_z002

Reinforcement Rally teamは2012・2013・2014年と参戦し、2014年にはクラス優勝・Moto部門6位を獲得しています。1年あけて2016年に再び参戦しましたが、残念ながら4日目にリタイアを喫しました。本年はその雪辱を晴らすべく、昨年と同じマシンであるHPN Rally Sportを駆ってクラス優勝を目指します。

20170712_z003

HPN社はBMW GSをベースとしたオフロードマシンを製作するコンストラクターであり、1985年のパリ・ダカールラリーにおいて、ガストン・ライエのライドで優勝したBMWファクトリーチームのGSは、HPNの手によるマシンとして特に有名です。

20170712_z004

他にもパラレバーやHP2 Eunduroの開発に携わるなど、BMWと深い関わりを持つことで知られています。2016/2017年のマシンは、強化されたフレームと足周り・ビッグタンク・大型フェアリングなどラリー向けの装備を持つ「Rally Sport」と呼ばれるモデルをベースに、Reinforcementにて現代の技術と素材を複合して製作しました。

~以下省略~

とのこと。『Reinforcement』とは篠原さんが運営するHPNにまつわるワークショップですが、今後はBMW以外にもラリーマシンの製作を行なうとか。

20170712_z005

8月のまったく同じ時期に、タイとモンゴルで国際ラリーが開催されます。いずれも「主催は日本」です。毎年、日本から参戦するアマチュアライダーも少なからず存在します。

バイク乗りは、冒険好きなのかもしれませんね。

さて、今回ご紹介した篠原さんは、雑誌とウェブのコラボ企画中にもご登場いただいています。こちらも是非ご覧ください(写真[06]あたりから)。

ページを見る