バイクブロス編集部員の徒然なるひとり言
更新日: 2017年11月29日 08:34:34 カテゴリー:

真っ赤なベスパに乗ってみた

by: tanaka (投稿数: 47)

20171129_z001Photo / Moriyan

キョーレツに興味を持っていなかったバイクでも乗ってしまえばなんでも面白いと感じるタナカです。

先日は冷たい雨がパラパラと降ったり止んだりするなか、撮影のためイタリアンスクーターに乗って現場へ向かいました。

「ベスパかぁ」

「……」

「ベスパです」

思い出すことと言えば、高校時代に原付免許で乗れるガイシャということで、やたらと美術が得意な同級生が乗っていたなぁ。

右手右足がブレーキで、左手がクラッチとシフトチェンジだったような気がする。左手のレバーを握ってガチャガチャと縦方向に回すとギアチェンジする操作が新鮮だった。

今回乗り出したのは、排気量155ccの真っ赤なヤツ。とにかく目立つ。しかも高速道路を走ることができる。シフト操作無しのいわゆるスクーターだ。

20171129_z002Photo / Moriyan

ということで現場へ向かうべく、都内、高速道路、市街地をクルーズしたけど、どうもしっくりこない。ココというポジションが見つからず軽く悩んでいたところ、この日の撮影に来ていただいたカメラマンが根っからのベスパ好きで、いろいろ教えてもらいました。おかげですっかり悩み解消。「ベスパ乗り」という新たな(古くからの?)テクも習得できた。コイツはなかなか楽しいぞ。

20171129_z003Photo / Moriyan

現行ベスパで(RED)とのコラボ仕様という特別なモデル。詳細は試乗インプレッション記事をご覧ください。乗っているのはタナカですが撮って書いているのはベスパに造詣が深いカメラマン兼ライターさんです。

ブランド名の「ベスパ」はもちろんイタリア語で、日本語では「スズメバチ」です。ボディデザインにもそれが表現されていましたよ。キュッと絞り込まれたクビレにふっくらとしたテール周り。利便性の高い収納を廃してまでこだわった造形美は流石。ひさびさに趣味性の高いモーターサイクルに触れることができました。

AIDS撲滅のためのひとつのシンボルとして登場した深紅のベスパをインプレッション