バイクブロス編集部員の徒然なるひとり言
更新日: 2017年8月1日 12:56:14 カテゴリー:

2017年の鈴鹿8耐であらためて気づいたこと。

by: tanaka (投稿数: 47)

「はいどーもねー」

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本日7/30(日)は2017年の鈴鹿8耐最終(決勝)日です。8耐には何年か継続で来ましたが、今年あらためて気づいたことがありました。

まずは一般向けの駐車場入り口のスタッフのおっちゃん。話しかけてみたらかなり「漢」でした。

「バイクってたくさん来ますよね?駐車場あふれたらどーするんですか?」

と尋ねたら

「どんなにたくさんバイクが来ても絶対に中には入れる。場所は作る。クルマは断ってもバイクは断らんよ。」

ですって。バイクのイベントにバイクで来て、中に入れないなんておかしいですよね。そういうことですよ。

つづいて地面に設置してあるハングオン人形に3人のスタッフがメンテナンスを施していました。

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GPスクエアへ至るトンネルをくぐって右にあるレーシングシアターという施設へ至る通路にはハングオンライダーの人形が何体かあって、バンクしたままレーシングシアター入り口へ入って行きます。

そのライダーは常に屋外で野ざらしなわけで、当然身体も傷みます。それを人間がケアしているのです。そのスタッフたちのキリリとした姿は、さながらレーシングチームのピットクルーのようでした。

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そして観客向けのクールダウン設備ですが、例年の気休めレベルに比べたら相当グレードアップしていました。と言ってもしょせんは屋外なので相変わらず気休めですが、一時的に身体をクールダウンさせるという意味では結構なものです。実際、相当過酷な状況ですから、気休めが大きな救いになるのです。

今年も8耐へ取材に行きましたが、誰が勝ったとかどのチーム、どのマシンがどうだったのかといういわゆる一般的なレースのことよりも、こういったイベントの裏側というか、来場者をもてなすための活動や苦労のほうが、個人的に目が向いてしまうのです。

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