しゃぼん玉 ZRX1100(カワサキ ZRX1100)

掲載日:2015年10月16日 プロが造るカスタム    

取材協力/しゃぼん玉

記事提供/ロードライダー編集部

※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2014』に掲載された内容を再編集したものです

SHABON-DAMA ZRX1100(KAWASAKI ZRX1100)

初代モデルだけが備える
カスタムベースとしての魅力

しゃぼん玉一宮店では歴代ZRXシリーズを幅広く取り扱っている。とは言え、生産終了からすでに15年近くが経過した1100ユーザーが多いのは同店ならではの特徴で、それは、店長を務める滝川さんが、長きに渡って初代の1997年型1100を愛用しているから、のようだ。

「ノーマル状態での完成度や速さなら、間違いなく新しいモデル、アップデートも入っている1200やDAEGのほうが上だと思いますよ。でも1100には、シリンダースリーブが鋳鉄だからピストンでいろいろ遊べるという魅力があるし(めっきシリンダーの1200とDAEGは、アフターマーケット製ピストンはごく少数)、排出ガス規制が緩かった時代のモデルなので、マフラーの選択肢も広い。それに加えて、スイングアームピボットが後継機種よりやや高め(1200化の際に下げられた)で、コーナリングが楽しいことも、個人的には1100特有の魅力だと思っています」(滝川さん)

では実際にZRX1100ユーザーが同店を訪れた場合、滝川さんはどの部分からいじるのをオススメしているのだろう。

「年式を考えると最初に行いたいのは基本整備で、その次は普通はマフラーやブレーキなどに手をつけたくなりますが…。1100の場合はスイングアームとリアホイールですね。スイングアームは剛性が足りないし、リム幅が5.00インチのリアホイールはタイヤの選択肢が少ない。この2点に手を入れたら、次は前後ショックでしょうか。いずれにしてもパワーユニットに着手するのは、車体をしっかりさせてからのほうがいいと思います。これは1100に限らず、ZRXシリーズ全般に言えることですけどね」(同)

SHABON-DAMA ZRX1100(KAWASAKI ZRX1100)の詳細は次ページにて

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