【バイク足つきチェック】2017年型ホンダCBR650F 開発時のこだわり、足つき性の確保は女子にも当てはまる?!

掲載日:2018年02月13日 トピックス    

取材協力/本田技研工業株式会社  取材・写真・文/バイクブロス・マガジンズ編集部

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跨ったテスターたちの足つき加減は同じシート高のバイクとさほど変わらないのだが、「なんとなく跨りやすい」「なんとなくラク」といった感想を持ったCBR650F。その「なんとなく」が万人に受け入れられるフレンドリーさかも?!

日本ではまだまだ少ない650ccクラス
どれくらいの身長ならラクに乗れる?

CBR650Fは、2014年4月に次世代CBワールドの基礎的な位置づけとして「Welcome to the L4 CB world」をコンセプトにCB650Fと共にリリースされた。「CBらしい世界観の直列4気筒エンジンとは何か?」を追求した低回転域から高回転域まで力強い出力特性を持つエンジンを搭載し、街乗りからワインディング、スポーツ走行と幅広く楽しめるフルカウルスポーツ車両になっている。

また、開発時に「跨るとスリムな車体」や「低速度域において、安定感のある操舵フィーリングやUターンのしやすさ、十分な足着き性を確保」することに注力している。今回テストしたのは2017年の4月に刷新された2017年型で、ヘッドライト周辺のカウル形状やフロントサスペンションの仕様が変更されているが、開発時のこだわりが活かされていれば、足つき性の良さに期待できそう。

CBR650Fのシート高は810mmで車両重量が213kg。同時に発売されたCB650Fも同じシート高で、車両重量のみやや軽い208kgになっている。排気量が近しいミドルクラスのフルカウルスポーツと比べてみると、カワサキのNinja650が790mmで193kg、BMWのF800GTは765mmで216kg。同じホンダの車両ならばCBR400Rが785mm、192kgでVFR800が809mmの243kg。つまり、シート高は他の車両よりも少し高めで車両重量は平均的かやや重めの印象。

今回も身長150cm、155cm、160cm、175cmのテスター4名がCBR650Fに跨り、それぞれに足つきチェックの感想を聞いてみたので、写真を見ながら身長別に足つき比較をみていきましょう!

今回4名のテスターが跨って足つきチェックを行うCBR650F。足つきに関連する車両のデータは、シート高が810mmで車両重量は213kg。

150cmのテスターがトライ。ご覧の通り足は一切地面につかない状態。つま先を地面に向けて延ばせば、もしかしたら少しは地面に触れるか?? くらい。

車体を軽く傾けているが片足は接地。本人曰く「タンクが太くて車両の前部分が重い気がしたので、足はついたけど自分では支えられないかも……」とのこと。

その様子を後ろから見た様子。腰の位置も大きくずれているし、「車両の重さに持っていかれて倒しそうで、ひとりでは無理です。シートの改良をすれば乗れるかも」との感想も頷ける。

155cmのテスターはご覧の通り、両足でつま先がしっかりついている。「普段乗っているバイクに近いので姿勢が好み」だが「重い」のが気になるそう。

片足での足つきはこんな感じ。半分くらい足がつき本人も安定している。前傾姿勢のバイクの中ではハンドルが高めのため安定した姿勢が取りやすいようだ。

155cmのテスターを真後ろから見てみた。両足のつま先はしっかりとついている。彼女の身長だと「これくらいつけば大丈夫」と本人談。

片足接地時。腰の位置は少しずれているが車体の傾きは少ない。

160cmのテスターが跨った様子。両足接地時は「つま先しかついていないけれど、なんとなく跨りやすい印象」とのこと「足がラクな位置に降ろせる」とも言っていた。

片足での足つきはやはり半分に満たない程度。「最近色々と跨ってみているけれど、この車両は片足の時、車両の重さが気になるけれど足はラク」との感想

160cmのテスターを真後ろから見た姿。つま先に力が入るところまでは足がついているので自分で支えていられるし、車両も倒しそうではない。

片足のみの接地では腰の位置はほとんど動いていないが、やはり車体は少し傾いている。

175cmのテスターは、8割方両足が接地。「乗りやすくて250ccかと思ったくらい足つきが良かった」との感想。

片足ならばべったりと地面に足がつく。男性だからか「重さもそんなに気にならない」ようだ。

175cmのテスターを真後ろから見てみると、やはり8割程度が地面についている。見ていても全く不安感がない。

片足ならば車両の傾きもなく、足がしっかり地面につく。「タンクの形状なのか、シートなのか分からないけれどまたがりやすい」とのこと。

155cmのテスターが「スタンドが戻しやすい」と言っていたステップとスタンドの位置関係。ステップと足の干渉もなく、スタンドの視認性が高かった。

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