優しく&しっかりプラグをホールド。バネで支えるKo-ken製プラグソケット メンテナンス

優しく&しっかりプラグをホールド。バネで支えるKo-ken製プラグソケット

掲載日:2018年06月07日 メンテナンス    

写真・文/モトメンテナンス編集部
記事提供/モトメンテナンス編集部
※この記事は『モトメンテナンス vol.129』に掲載された内容を再編集したものです

キャブレター車が全盛だった時代に比べると、すべての新車がFI=燃料噴射となったことで「かぶり」に代表されるスパークプラグのトラブルは激減した。しかしながら、3万ボルトを超えるような高い電圧で空気中に火花を飛ばしているプラグは、バイクの走行距離が増えるに従って電極が摩耗するため、定期的に交換しなくてはならない。車両メーカーの基準ではプラグ交換の期間は長くなる傾向だが、プラグメーカーによる推奨交換時期は3000~5,000kmとされている。

エンジンオイルと同様に定期交換部品のひとつであるスパークプラグの着脱には、専用のスパークプラグソケットが必要だ。純正車載工具に含まれている場合もあるが、それはあくまで必要最低限の仕事ができるというだけで、正確な作業ができる工具品質や使い勝手の良さを求めるなら、工具メーカーが製造する専用品を用いるのが間違いない。

作業経験の少ないバイクユーザーは無造作に行いがちだが、エンジンの重要部分であるシリンダーヘッドに直接ネジを着脱するプラグ交換は、実はシビアでデリケートな作業である。エンジンの外側からプラグ穴が直接見える空冷エンジンならまだ良いが、プラグ穴が深くて見えない水冷エンジンの場合、プラグが斜めに入ってシリンダーヘッドのネジ山にダメージを与えるリスクが高くなる。

プラグ穴の深くに装着されたプラグを回すソケットには、ソケットの奥のゴムやマグネットによってプラグを保持して引き上げられるような仕掛けが組み込まれている。これに対してKo-ken製のプラグソケットは、六角部の二カ所に弓なりに反った金属板がセットされ、これがプラグに接する際の張力によってプラグを保持する。エンジン停止直後で高温によって劣化するゴムや、ソケット内部の磁石に強くぶつかることで陶器部分が割れるリスクのあるマグネットタイプに比べて、熱の影響を受けず、プラグとソケットが強く当たることのないテンションタイプは、耐久性が良くプラグにも優しい。金属板のテンションも適正で、プラグにはめる際も抜く際も過度な力は不要だ。

プラグの六角部とのクリアランスや外径の小ささなど、本体の造りはソケット専門メーカーならではの計算された緻密なもので、コンパクト化によってプラグ穴の直径自体が小さく設計されている最新モデルのエンジンでも外周が引っかかることなくスムーズに使える。ソケットの内部でプラグがガタガタ、グラグラするようでは、シリンダーヘッドに装着する際にネジ山を傷める恐れがあるが、プラグと一体化するKo-ken製ソケットなら、指先でプラグを摘まんでいるような感覚でソケットを使うことができる。

コーケンが提案する次世代スタンダードツールであるZ-EALシリーズのプラグソケットは、軽量でスリムな製品とするべく中間部分を細く肉抜きし、さらにラチェットハンドル差込部分もスパナが掛けられるような形状に加工されている。車載工具や汎用のディープソケットで代用しているライダーは、一度は本物のスパークプラグソケットを使ってみよう。

Z-EALのプラグソケットは差込角が3/8インチで、六角部は14、16、18、20.8mmの4サイズがある。製品名は3300CZで、写真は左から16mm(税別希望小売価格2,710円)、18mm(税別希望小売価格2,710円)、20.8mm(税別希望小売価格3,180円)。NGK製の場合、ネジ径φ14mmがB、φ12mmがD、φ10mmがCプラグとなる。

6角ソケットの対角に板バネが仕込まれており、プラグに挿入するとテンションが掛かって保持できる。ソケットの中でガタ付かないので、プラグ穴にネジ込む際もメネジを傷めるリスクが低下している。

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