2013 Battlax 青木ノブアツ杯 ハルナ ミニバイクレース 耐久レース 秋耐

掲載日:2013年09月25日 押忍!競走部2013 ノブアツ杯 レース情報    

文・写真/淺倉 恵介  取材協力/トレックスポーツ  榛名モータースポーツランド

青木ノブアツ杯 秋の耐久レース”秋耐”は、あいにくの雨模様の中で開催。悪コンディションの中、エントラント達は闘志溢れるライディングを見せていました。

豪雨に耐えながらの大バトル
これぞ耐久レース 青木ノブアツ杯 秋耐

ようやく日差しも和らいできて、バイクで走るのがより楽しくなってきた今日この頃。ミニバイクレースも盛り上がっています。Battlax 青木ノブアツ杯の今大会は、スプリントレースのシリーズ戦ではなく、”秋耐”と題した耐久レースが開催されました。開催日は9月8日、レース当日はあいにくの雨模様でしたが、多くのエントラントが耐久レースを楽しみました。

開催されたのは、キッズバイクとポケバイ・74Daijiroによる90分耐久レースと、オープンクラスとSS125車両で争われるオープン4時間耐久レースの2レース。レース中は、雨足がかなり強まった時間帯もあり、コースはヘビーなウェットコンディション。サーキットの所々に水溜りが出来て、バイクで走ることすら躊躇する状況でしたが、青木ノブアツ杯のエントラントは悪天候などには負けません。水煙を上げながら疾走する姿からは、高いモチベーションとファイティングスピリットが感じられました。

青木ノブアツ杯の次戦は11月3日。シリーズ第5戦で、今シーズンの最終戦となります。エントリーは10月3日から開始予定。青木ノブアツ杯今年最後のレースですから見逃せません。詳しくはハルナミニバイクレース webページ を参照してください。

フォトTOPICS(写真点数/40枚)

01最初に行われたのは、キッズバイクとポケバイ・74Daijiroで争われる90分耐久レース。スタートはもちろんル・マン式、小さなバイクでも本格的です。

02使用されるバイクがキッズ向けですから、レースの主役はやはり子供達。悪天候にもめげない、ファイティングスピリットは本物。この中から、将来の8耐ライダーが生まれるかもしれません。

03ピットサインを出すお父さん。ボードに書かれたのは”UP”の一言だけ、真剣な表情からも気合いが伝わってきます。

04耐久レースの醍醐味のひとつであるピット作業。ライダーごとにバイクを変えられるレギュレーションなので、ライダー交代時にバイクも変更する場合は、トランスポンダーの付け替えが必要。雨の中の作業は大変です。

05ポケバイ・74クラスで優勝を果たしたのは、ゼッケン46 チーム まえのめりGP+天然童子 MotoPod。ライダーは、チビタク選手とコウダイ選手です。

062位に入ったゼッケン26 エゴキッズは、ハルキ選手が一人でエントリー。小さな身体で90分を走り抜きました。

073位はゼッケン11 激走小一ポケ部。ライダーはカイセイ選手とソラ選手です。

08キッズクラスで1位、総合優勝も獲得したのがゼッケン12 Aoki TrekSports Club おじさん部のSAKULA-PAPA選手とハブクラーケン選手のペア。キッズ中心のレースですが、唯一参加のおじさんペアが優勝してしまいました。ベテラン強し!

09キッズクラス2位、総合2位はゼッケン27 Aoki TrekSports Clubのテツ選手とZEN選手。トップと同一周回、90分走ってのトップとの差がわずか1.308秒という接戦でした。

10キッズクラス3位、総合3位に入ったのはゼッケン4 アチーバーJr&ファイヤーワークス北関東、アキミ選手とエステベヤマト選手のペアでした。

11メインのレースはオープン4時間耐久レース。オープンA、オープンB、SS125の3クラスが混走。オープンA/Bの区分けは、チームで最も速いライダーの参戦クラスによって決まります。

12レース序盤から強い雨が降りつけ、コース上は完全なレインコンディション。グリップが低いウェット路面でも、激しいバトルが展開されました。

134時間という長丁場のレースですから、1台のマシンで走り続けると当然給油も必要となってきます。ピット作業でのタイムロスを如何に減らすかは重要な作戦です。

14オープン4耐では特別ルールの”60秒レギュレーション”を採用。これは、青地にクロスが入ったフラッグが提示されている間にラップタイムが60秒を切ると、ピットスルーペナルティが課せられるというもの。わざとタイムを落として走るのは難しいもので、ペナルティー続出でした。

15レース序盤で強い雨が降ったため、1コーナーのイン側は完全に池。ライダー達はライン取りに悩まされましたが、中には深い水溜まりをものともせずに突っ込んでいくライダーもいました。

16ズブ濡れになりながら、ピットサインを出すチームクルー。雨の耐久レースでは、チームクルーも大変です。

17レースも残すところ1時間といったあたりで、ようやく雨が弱くなってきました。路面の水分も減ってきて、バトルがどんどん激しくなっていきました。

18SS125クラスで優勝を果たしたのが、ゼッケン33 RT太郎@茂木二輪工房&タゴス。ライダーは、コージ選手、マサト選手、リュウ選手の3名、マシンはアプリリアのRS4 125でした。

19SS125クラス2位は、ゼッケン39 タゴス&カネバン。ライダーは、CAZ選手、サイグサ選手、KAZ2号選手のトリオ。マシンはやはりアプリリアのRS4 125でした。

20SS125クラス3位は、ゼッケン6 Team Bar Oliviero w/Panolin。ライダーは、スミチェンコ選手、ヨッちゃんレーシング選手、Rei選手、ジェシー選手の4名でした。

21オープンAクラスで優勝、総合でも2位を獲得したのは、ゼッケン1 URAHARU。OKP選手、PINK選手、グンニイ選手という、青木ノブアツ杯の強豪がチームを結成、さすがの速さを見せつけました。

22オープンAクラス2位、総合4位に入ったのは、ゼッケン2 北関東SPナカムラモータース。ライダーはナカムラ兄選手、ナカムラ義理の弟選手、タムチン選手の3名です。

23オープンAクラス3位、総合5位はゼッケン70 Team SYRN。ライダーは新庄雅浩選手、安田奈那選手、柴田陸樹選手、高橋直樹選手の4人です。

24オープンBクラス優勝、そして見事に総合優勝を果たした、ゼッケン96 DREAM高崎&あねさん's+黒崎商店。ライダーは黒崎慎也選手、木村幸雄選手のペア。レース序盤からトップ集団につけ、順調に走りきっての優勝でした。

25オープンBクラス2位、総合でも3位に入ったゼッケン18 アオキトレックスポーツ。ライダーはカイティー選手と、ユッキー選手のペア。ウェット路面をものともしない、攻撃的なライディングをみせてくれました。

26オープンBクラス3位、総合6位はゼッケン44 Teamスマイルバイク&ゴーグル。ライダーはスマイルバイク編集長のHiro中村選手と、青木ノブアツ杯には欠かせない人気お笑いコンビチュートリアルの福田充徳選手でした。

27トップでチェッカーフラッグを受け、喜びを全身で現すゼッケン96。

28ゼッケン72 エゴキッズは、レース終了直前に転倒。コース復帰が叶わなかったため、全ライダーのゴール後にマシンを押してチェッカーを受けました。

29ゴール後のパレードランは、優勝マシンを先頭に全てのマシンがサーキットを1周しました。スプリントレースには無い、耐久レースならではのセレモニーです。

304時間を走りきった全てのエントラントに、惜しみない拍手が贈られます。

31フリー走行時には転倒者が続出しましたが、さすがにレースに慣れた青木ノブアツ杯のエントラント、決勝レースでも転倒はありましたが思ったより少なく、大きな事故もありませんでした。

32ライダー識別用に腕章の着用が義務づけられていました。腕章の代わりに色付きのテープも認められていたのですが、雨のせいで剥がれ落ちてしまうことも多く、貼り直しを命じられるチームも少なくありませんでした。

33オープン4耐は、とにかく雨が強かったので、ライダーやチームクルーはもちろん、観客もズブ濡れになってしまいました。

34最終、第12レースは青木ノブアツ杯の最速クラス“シニアオープン”と、改造範囲の少ないストイックな2st50ccマシンのレース“M50”クラスの混走。レース序盤をリードしたゼッケン16とゼッケン2は兄弟の間柄。ナカムラ兄弟といえば、榛名では有名人。トップのゼッケン16が弟さん、ゼッケン2がお兄さんです。

35雨対策で持ち込んでいたのでしょうか? 日本古来の笠を使用しているエントラントを発見。なかなかのグッドルッキンです。

36オープンBクラスで3位を獲得したチュートリアルの福田さんが、シャンパンファイトで大暴れ。会場を大いに盛り上げていました。

37雨のレースはバイクが汚れます。トランポに積み込む前に、水洗いしているエントラントもいました。

38レース終了後は恒例の抽選会。エントラントだけでなく、クルーや家族も参加できます。今回も豪華な賞品が揃い、参加者を喜ばせていました。

39青木さんは、この日も先頭に立って働いていました。いつもいつもお疲れさまです。

40今回参加したのはオープン4耐が21チーム、90分耐久が7チームの計28チーム。皆さん、お疲れさまでした。次は最終戦でお会いしましょう。

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