2013 Battlax 青木ノブアツ杯 ハルナ ミニバイクレース Rd.5

掲載日:2013年12月24日 押忍!競走部2013 ノブアツ杯 レース情報    

文・写真/淺倉 恵介  取材協力/トレックスポーツ  榛名モータースポーツランド

様々な車種に、思い思いのチューニングが施されているミニバイクレーサー。バラエティーに富んだマシンを見るのも、ミニバイクレースの楽しみ方の一つです。

上州の空っ風が吹きすさぶ、秋のミニバイク大決戦
青木ノブアツ杯2013年シーズン最終戦

シーズンを通して追いかけてきた Battlax 青木ノブアツ杯 が、11月3日に最終戦を迎えました。レース当日は生憎の曇り空。雨は降らなかったものの気温は上がらず、必然的に路面温度も低めという難しい路面コンディション。最終戦は、第4戦までで積算されたポイントに加え、各順位に与えられるポイントに5ポイントの加算が行われる特別ルールが摘要。これは、チャンピオンシップを争う上で、無視できないファクターです。そのため、いつもにも増して激しいレースが繰り広げられました。

各クラスのシリーズチャンピオンが決定し、レース終了後は通常の表彰式の他に、チャンピオンの表彰も行われました。エントラントの皆さん、今年一年お疲れさまでした。

Battlax 青木ノブアツ杯は、来年もこのハルナモータースポーツランドで開催予定。既に 2014年シーズンの暫定スケジュール も発表されています。ミニバイクレースは、誰もが気軽に参加出来るモータースポーツ。「自分にはレースなんて…」と尻込みしている人、勇気を出してエントリーしてみてください。きっと、今まで知らなかったバイクの楽しさを見つけることができます。

フォトTOPICS(写真点数/64枚)

01第1レースの"体験"クラスで優勝を果たした、ゼッケン3 橋本拓実選手。ベストラップは1分切りを達成し、体験クラスは卒業です。

02トップに食らいつくも、惜しくも2位でレースを終えたゼッケン24 中村紳之介選手。中村選手も1分切りのタイムを記録し、体験クラスは卒業となりました。

033位入賞はゼッケン77 タカト選手。小さな身体を大きく使ったダイナミックなライディングは、将来の速さを予感させるものです。

04第2レースは、ポケバイ74daijiroと、その74daijiroを駆る大人の真剣勝負74daijiro大人クラスの混走レース。パワーの小さい74daijiroですから、スタートは人力も重要。徒競走のように、足で蹴りながらスタートします

0574daijiroクラスを征したのは、ゼッケン48 桂汰選手。ファーストラップからブッチ切りの速さを見せての、貫禄の勝利でした。

062位はゼッケン7 shinya選手。レース後半には後続の接近を許しましたが、なんとか逃げ切って表彰台を獲得しました。

07激しい3位争いを繰り広げたゼッケン13 ACE the Race選手と、ゼッケン16 ナカハラミウ選手。バトルの相乗効果でどんどんタイムが上がり、先行するマシンに迫りましたが、追い抜くにはいたらず、ACE the Race選手が3位でレースを終えました。

08大人による大人気無い戦い、それが74daijiro大人クラス。エントラント達は大真面目なのですが、見ている方はどうしても笑ってしまう、ユーモラスなレースです。

09オープンカテゴリーの入門クラスFOCは、今回参加台数6台とやや寂しい状況。一度、表彰台に上がりたい!という人には狙い目のレースです。ですが、レース自体はかなり激戦。トップから最後尾までが、長くはないハルナのメインストレートに連なるという混戦でした。

10見事に優勝を果たしたのは、ゼッケン127 跳ね仔馬選手。青木ノブアツ杯では少数派の、スクーターでの参戦。

112位に入ったのはゼッケン98 naga4選手。FIATヤマハ風のカラーリングに、ロレンソっぽいゼッケン、ロッシのレプリカヘルメットと、ヤマハファンの様子。けれど、革ツナギはホンダのボルドールなところがご愛嬌。

12ゼッケン114 アキミ選手は、最後尾スタートから激しく追い上げトップでゴールするも、基準タイム53秒を切ってしまったために、7秒が加算。リザルトでは6位になってしましましたが、実力の高さを見せつけました。

13第4レースは、kids50/70クラス。体重の軽いキッズライダーが圧倒的に有利なこのクラスですが、トップ集団の中に一人大人のライダーが…。ゼッケン21 acky選手が、テクニックでキッズを翻弄します。

14総合優勝を果たしたゼッケン93 細谷 翼選手。acky選手との激しいバトルを征して、子供の矜持? を保ちました。

152位入賞はゼッケン32 三谷 然選手。トップ4台のバトルは、本当に激しいものでした。

163位に入ったのはゼッケン27 藤田哲弥選手。大人顔負けのライディングフォームは安定感抜群。

17ゼッケン21 acky選手は惜しくも4位。ですが、kids70クラスのコースレコードを更新しています。

18第5レースのFOBクラスの優勝者は、ゼッケン6 ナカムラ義理の弟選手。レース序盤からトップを譲らず、見事にポール to ウィンを達成しました。

192位はゼッケン11 高橋隼人選手。熾烈な2位争いを征しての、堂々の表彰台獲得です。

203位に入ったのはエヴァンゲリオンカラーがトレードマークのゼッケン41 飛燕選手。

21スタート直後は2位につけていたゼッケン77 鈴木真哉選手でしたが、オープニングラップで転倒。

22第6レースは、SS125Bクラスとレディースクラスの混走。レディースクラスのゼッケン22 つっつ選手は、周囲を圧倒する速さで優勝を決めました。

232位はSS125Bクラスのゼッケン4 田所 隼選手。

243位はゼッケン8 サイグサ選手が入っています。

25ガッツポーズでゴールラインを通過、歓声に応えるつっつ選手。

264位に入ったのが、ゼッケン93 ダニ・マルケス選手。レプソルカラーで、ゼッケン93で、このエントリー名。モトGPクラスでチャンピオンを取りそうです。

27第7レースは、HRCのミニバイクレーサーNSF100のワンメイクレースHRCトロフィーと、同ジュニアクラスのHRCトロフィーJrの混走。優勝は、Jrクラスのゼッケン54 スパーク☆コータ選手。同選手は5戦全てを優勝で飾りました。

282位には、ゼッケン1 都倉 豊選手が獲得。

293位はゼッケン18 坂上海斗選手が入っています。

30第8レースはFOAクラス。トップ3台が絡まる、なかなかの激戦です。

31三つ巴の戦いを征したのは、ゼッケン43 新井新治選手。

322位に入ったのはゼッケン61 キソヨシヒト選手。トップを守っていた周回が長いだけに、悔しい2位です。

333位は、青木ノブアツ杯ではお馴染みの、人気お笑いコンビチュートリアルの福田さん。日テレmotoGP中継MCを務めるなど、芸能界きってのバイク好きとして知られる福田さん。キャラ作りではなく、本当にバイクが大好きなんですね。

34第9レースは、ジュニアオープンクラスとルーキーズ150クラスの混走。上位陣はルーキーズ150勢が独占、中でも飛び抜けているのがゼッケン17 吉田 翼選手。貫禄の5戦全勝でシリーズ終えました。

352位はゼッケン83 タケル選手。今後の飛躍が期待出来る選手です。

363位はゼッケン70 高橋直輝選手。前戦からエントリーですが、メキメキと頭角を現してきた選手です。

37第10レースはSS125Aクラス。毎戦、激しすぎるバトルで場内を沸かせる、このクラス。今回も、抜きつ抜かれつの手に汗握るレースが展開されました。

38優勝はゼッケン2 和尚山澤選手。ポールから飛び出し、そのままトップを快走。2位集団が絡み合っている隙に差を広げて、見事に逃げ切りました。

39激しい2位争いを征したのはゼッケン19 石坂和弘選手。

403位は表彰台の常連、ゼッケン30 青田眞一選手が獲得。

41ゼッケン29 HISASHI選手は2位でゴールしたのですが、レース中に黄旗無視をしてしまい7秒加算のペナルティーを受けて、リザルトは4位。見事な追い上げからの2位でしたので、残念な結果です。

42第11レースはサイドカークラス。優勝は見事なポール to ウィンを決めた、ゼッケン3 粕谷/藤原ペア。

432位に入ったのはゼッケン1 大塚/栗原ペア。

443位はゼッケン2 木下/安田ペアが入りました。

45青木ノブアツ杯、今シーズン最後を飾るレースが、最速クラスのシニアオープン。レベルの高さは折り紙つきですのレースです。

46優勝はゼッケン2 ナカムラ兄選手。ゼッケン16 ナカムラ弟選手との兄弟バトルは、とても激しく見応えのあるものでした。

47終盤、3位を走行中だったゼッケン16 ナカムラ弟選手。残念ながら、残すところ2周というところで、転倒してしまいました。

482位に入ったゼッケン63 総長選手。実は、トップでゴールしていたのですが、基準タイムの45秒を切っていてペナルティで7秒加算。それでも2位入賞なのだから、その速さは推して知るべしです。総長選手は、このレース中にコースレコードを更新。しかも御歳63歳という快挙です。

493位入賞はゼッケン83 タケル選手。タケル選手も45秒切りで7秒加算のペナルティを受けてのリザルトです。

50今回も大忙しだった青木さん。今年一年、お疲れさまでした。来年以降もよろしくお願いします。押忍!競争部は、これからもBattlax青木ノブアツ杯を応援します!

51押忍!競争部で応援し続けてきた吉田 翼選手が、シェルアドバンス・アジア・タレント・カップのセレクションに合格。このレースは、アジア圏内の若手ライダーを発掘するプロジェクトで、モトGP併催レースを含めアジア各国で行われる全6戦のシリーズ。吉田選手は700名の応募者の中から、合格者22名という狭き門を勝ち抜いて世界への切符を手にしたのです。

52オープンクラスでチャンピオンを獲得した、ナカムラ兄選手。第3戦はノーポイントに終わりながら、コンスタントに表彰台に上がり、シリーズを征しました。

53SS125クラスのチャンピオンは、5戦中3戦で優勝した和尚山澤選手。毎戦毎戦、激しいバトルを展開し、観客を楽しませてくれました。

54HRCトロフィーは都倉 豊選手がチャンピオン。5戦中4戦を征して、堂々のチャンピオン獲得です。

55HRCトロフィーJrクラスはスパーク☆コータ選手がチャンピオン。5戦全勝、圧倒的な速さをみせつけてくれました。

56レディースクラスのチャンピオンはつっつ選手。5戦全勝で女王の座を手にしました。

57ルーキーズ150クラスは、吉田 翼選手がチャンピオンを獲得。ハルナスカラシップも2年連続で、手にしています。

58kids50クラスのチャンピオンは隼斗選手。激戦の同クラスですが、全戦でコンスタントに表彰台に上がり、見事に王座を手に入れました。

59kids70クラスのチャンピオン、MISE選手。長身を折り曲げて、小さなバイクを見事に操ってのチャンピオン獲得です。

6074daijiroクラスのチャンピオン桂汰選手。速さはピカイチですから、安定感が加われば王座は盤石でしょう。

6174daijiro大人クラスのチャンピオンは、クロ選手が獲得。

62サイドカーは木下/藤原ペアがチャンピオン。

63M50クラスのチャンピオン、エスクン選手は安定した強さを発揮しました。

64参加者の皆さん、お疲れさまでした。来年もハルナでお逢いしましょう。

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