スズキ レッツG
スズキ レッツG

スズキ レッツG – スニーカーのような気軽さで乗れるカジュアルな低燃費スクーター

掲載日:2015年03月06日 試乗インプレ・レビュー    

取材・写真・文/野岸“ねぎ”泰之

スニーカーのような気軽さで乗れる
カジュアルな低燃費スクーター

スズキの誇るロングセラー原付スクーター、レッツの初代モデルが発売されたのは1996年のこと。以来、何度もモデルチェンジを繰り返しながら、人気モデルのポジションを保ってきた。そんなレッツシリーズの新しいモデル、レッツGが2014年末に発売となった。新たにスズキ独自の低燃費「SEP(SUZUKI ECO PERFORMANCE)エンジン」を日本仕様車として初めて搭載。優れた燃費性能を手に入れたこのレッツG、果たしてその実力はどんなものなのだろう。早速、装備や走りをチェックしてみよう。

スズキ レッツGの特徴

スズキ レッツGの画像

軽く、扱いやすい車体には
メッキパーツを贅沢に採用

まず驚いたのが、その軽さ。調べると、燃料やオイルを含めた装備重量で69kgしかないのである。同じスズキの、従来モデルであるレッツ5Gが73kg、アドレスV50が72kgなのに比べても、かなり軽く仕上げられているのがわかる。そのため、押し歩きがとても楽に行える。左側のシート下にはグリップが設けられ、センタースタンドがけも簡単。シート高も695mmと低めに設定されていて、乗り降りにストレスがなく、非常に楽な造りだ。これなら、小柄な人や年配の方でも気軽に扱えるだろう。逆に、体格の大きな人にはちょっと窮屈かもしれない。

スズキ レッツGの画像

外観は曲線の多い柔らかなフォルムで構成されており、丸いヘッドライトと相まって、飽きのこない、親しみやすいデザインとなっている。従来モデルのレッツ5まではウインカーがフロントカウルに配置されていたが、今回からハンドルにビルトインされ、表情が大きく変わっている。また、ウインカーレンズはクリアタイプになった。ちなみに今回のレッツシリーズには、スタンダードモデルであるGのつかない『レッツ』も用意されているが、レッツGにはミラーやグリップエンド、リアのグリップにメッキ処理がされ、ホイールがシルバー、シート表皮に2種類の切り替えとパイピングを施すなど、より贅沢な装備となっている。

スズキ レッツGの画像

ユーティリティは、横向きにフルフェイスヘルメットが入るシート下のトランクスペースやコンビニフック、フロントインナーラック、シャッター付きキーシリンダーなど、過不足のない装備。その中で目を引くのが、インナーラックだ。1Lのペットボトルに加えてグローブなどの小物まで入る余裕があり、このクラスとしては大きく、利便性が高い。

スズキ レッツGの画像

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スズキ レッツGの試乗インプレッションは次ページにて

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