掲載日:2017年01月29日 特集記事&最新情報
写真・文/田口勝己
関東平野の隅っこエリアにあたる栃木県の佐野市。ここ南栃には、山あり清流あり、ラーメンありそばあり、うどんあり焼きそばありで、眼も胃袋も存分に楽しめます!! 最近は「いもフライ」がお気に入り!!
原付2種モデルと言えば、やっぱりスクーターが一番多くて、その使用目的は通勤や買い物というオーナーさんが圧倒多数なことでしょう。そんな快足スクーターをお持ちの皆さんが、週末にツーリングへ出掛けるときには、おそらくホンダCB1300SFやヤマハMT-09、カワサキZRX1200やスズキGSX-R1000などなど、ビッグバイクに乗っているのではないかと思います。
ぼくの場合は、ファーストバイクが旧車原2もしくは原2スーパーカブ(遂にC70の北米専用パスポート初期型が仲間入りしました!!)で、最近はよっぽどのことが無い限り大型バイクで出掛けることが少なくなくなっている!?サビシイね~。でも、たまには遠くへ出掛けたいので、来年こそは!?マッハで久々に東北ツーリングや房総刺身ツ~にでもなんて思ってます。
何故、ぼくが「週末原ツー族」になってしまったのか? それは最近の道路事情にも関係があります。高速道路網の開通が相次ぎ、使い勝手が良くなった一方で、以前は渋滞が激しかった一般道がガラガラだったりすること、これが本当に多いんですね。普段、渋滞の都内や渋滞の幹線道路を走る機会が多いので、ガラガラな一般道を気持ち良く走れるのがたまらなく嬉しいのです~♪
ぼくの地元は埼玉県北東部にある県境の町。ラムサール条約で知られる渡良瀬遊水地にちょっとだけ隣接している埼玉県加須市。自宅から20分も走れば渡良瀬遊水地近くまで行け、さらにちょっと足を伸ばせば「北関東ソウルフード街道」と呼ばれている(!?)、国道50号まで出ることができる。ご当地キャラクターグランプリで知られる「さのまる」でお馴染みの佐野ラーメン、とり唐揚げ、いも入りやきそば、おっ切り込み、最近話題の太田黒やきそば、さらには群馬定番の焼きまんじゅうやもつ煮込みなどなど、北関東ソウルフードを食べ尽くすかの如く、ツーリングを楽しむことができるのだ。お店をはしごするには原2がベストで、お腹がいっぱいになったら何も考えずに1時間走行。つまり1時間程度で帰宅できる距離に、そんなB級グルメがオンパレードなのだ。
いつもバイク仲間のハルさんや地元のカブ仲間たちと出掛けてますが、ハルさんは地元の北関東のB級グルメには滅法詳しく「今日は◎△にしましょう」「次は◆△がいいですかね?」なんていろんな場所に案内してくれる、心強いBグルナビゲーターなのだ。そんなバイク仲間のハルさんとは、道の駅きたかわべで待ち合わせ(彼は渡良瀬遊水地の反対側に住んでいる)、SL70のときにはミニトレ、HS90のときにはHX90、カブのときにはカモメ90のM2というように、バイクの方向性までもアレンジしてやってくる頼もしいバイク仲間なのであります。
そんな感じで原2ツーを楽しみながら食べ歩きしているが、最近のお気に入りは、佐野市民のソウルフードとして知られる「いもフライ」のはしごだ。佐野ラーメンのはしごになると、2軒で満腹になるが、いもフライなら1本ずつ食べて4~5軒は回ることができる(と思います。ぼくの場合は……)。先日はぼくがSL70で、ハルさんがミニトレ80で「佐野いもフライツア~」へ行ってきた。
佐野市富岡町の鉄道客車が置いてある公園向かいにあるお店が「ぽっぽや」さん。ここは最近のお気に入りで、ピリカラ特製ソース「おとないもフライ」がお勧め!!
結局、自宅から1時間も走れば到着できる近場スポットで、しかも一般道だけでたどり着ける場所に目的地があるのだから、バイクは原2で十分!!なんて考えになってしまうのかも知れませんね。