暑いなかでバイクに乗って知らない道を走れば誰もが意識朦朧。

ざっぱ～ん!!

ついに始まりました、アジアクロスカントリーラリー2017の競技初日のLEG.1です。

1日目は総移動距離347.73kmで、そのうちSS（スペシャルステージ）192.92kmという設定。距離だけ聞くと日帰りツーリング並みの規模間で、それほどでもないのかな、という印象ですが、ラリーは距離の長さだけではなく、方向を決めるポイントの細かさによってライダーの神経の摩耗度合いが大きく異なるようです。

取材者の動きで言うと、撮影ポイントまでは競技スタート前の朝6時に現地ドライバーとともに宿泊地を出発し、走行ルートを探りながら車で走って景色や風景を確認し、ここだというポイントでカメラを構えます。

誰よりも早く出発してルートを探ってポイントを見極めたらその場でひたすら待ち続けるのはなかなかしんどいものですが、異国の地で美しい風景の中に身を置く心地よさは何物にも代え難い貴重な体験です。それはきっと、このイベントに参加するすべての人に言えることだと思います。

それを楽しむことができるのか否かは、気の持ちようでどうにかなるものではないのも事実。ラリーは始まったばかり。この体験を享受することに悦びたいと思います。