2009年7月1日発行 月刊ガルル No.281より記事提供
テストライド/小林直樹 写真/長谷川徹 まとめ/小川浩康
  | 全長 | 2190mm | 全幅 | 810mm | 全幅 | 1235mm | ホイールベース | 1425mm | 最低地上高 | 300mm | シート高 | 895mm | 総排気量 | 249? | エンジン型式 | 水冷4ストローク DOHC4バルブ単気筒 | ボア×ストローク | 77.0mm×53.6mm | 最高出力 | 23kW(31ps)/10000rpm | 最大トルク | 4N・m(2.4kgf・m)/8000rpm | 圧縮比 | 11.8:1 | 燃料供給装置型式 | フューエルインジェクション | 燃料タンク容量 | 7.6? | 車両重量 | 132kg | 変速機形式 | リターン式6段 | Fブレーキ | 油圧式ディスク | Rブレーキ | 油圧式ディスク | Fタイヤサイズ | 80/100-21M/C 51P | Rタイヤサイズ | 120/80-18M/C 62P | カラー | パープリッシュホワイトソリッド1 ディープパープリッシュブルーソリッドE | 価格:70万1400円 |

 |  身長170cm、体重70kgのおれが895mmのシートにまたがると、写真のようにつま先立ちになってしまう。オフロードバイクの扱いに慣れていて、日頃からレースや獣道アタックをしているおれみたいなライダーであれば、そのスキルで足着き性をカバーできるけれど、まったくのオフロードバイクビギナーにとっては街乗りでも辛さを感じてしまうだろう。しかし、オフロードライディングのスキルは一口に規定できるものではない。だから目安となるのは身長175cmあるかどうかになる。175cm以上あれば片足がベッタリ着けるので、ビギナーでも足着き性に不安を感じる場面は少なくなるはずだ。あとはWRに何を求めるかで、変わってくる。 |  | |
 | 「ビギナーでも乗れる」「ビギナーには無理だ」。WRに関しては、この2つの評価をよく耳にするが、今回テストしてみて、その2つとも事実だと分かった。ダートをがっつり走りたいと思っている初心者には、足着き性が大きな壁になる。だから、ダート走行を重視したい初心者には、足着き性のいいバイクから乗り始めることをすすめる。しかし、林道は通過できればいいと言うのなら、WRは初心者でもオールマイティに扱いやすい最高の相棒になってくれる。つまり、WRを味わえるかどうかは、将来的にWRでどう遊びたいかによって、その評価が変わるのだ。 |