バイクブロス・マガジンズ原付＆ミニバイク特集記事 › 絶版原付2種“原ツー”で楽しむ小旅行 【Page9】参加バイクをチェック「YAMAHA TRAIL AT125(US MODEL) 1971」

【Page9】参加バイクをチェック「YAMAHA TRAIL AT125(US MODEL) 1971」

掲載日：2010年02月08日 特集記事 › 絶版原付2種“原ツー”で楽しむ小旅行    

記事提供／2009年6月1日発行 絶版バイクス1

気が付けば「ヤマハ車ばかり」だった小旅行。

参加バイクをチェックすると……

車格は完全に上級クラス相当。DT-1の成功で得たノウハウで
トレールバイクの「ヤマハ」を確立したスタンダードデザイン。

絶版原2が魅力的‥‥。 次から次へと「欲しいバイク」が….。この時代のバイクは各メーカーの各モデルともに超個性的だった。原2は大型モデルと違って取り回しが楽チン。しかも置く場所も最小限で済むという好条件。だから原2ファンになると、次から次へと数が増えてしまうんですね。本誌読者の中には「原2ばかりで数十台!?」という方がいると聞きますが、是非とも愛車を眺めさせていただけませんか？

 

さて、ここに紹介するAT125も、絶版車を複数台所有する、熱烈な原2ファンの持ち物だ。小旅行ではAX125で参加した、柴田さんご本人のもう1台のヤマハである。このAT125は里帰りしたアメリカ仕様だ。

 

 

AT125のために開発されたピストン・リードバルブの単気筒エンジン。北米仕様のこのバイクには「セルダイナモ」を装備。ボタンひとつで簡単にエンジン始動できる。

AT125のために開発されたピストン・リードバルブの単気筒エンジン。北米仕様のこのバイクには「セルダイナモ」を装備。ボタンひとつで簡単にエンジン始動できる。

 

このバイクもノンレストアのまま維持され続けており、その程度はご覧の通り素晴らしい。年式相応のヤレ感がイイ!! と言いたいところだが、年式相応とは言えないほどの好コンディションで、よくぞまた、こんなバイク見つけてきたものだと関心させられる。このような美しき絶版原2たちと、今後も数多く出会いたいと本誌編集部では願ってます。小旅行情報と同時に、みなさんの「すばらしき原2ワールド」をご紹介ください。

 

基本的には同系列メーターだが機種別の個性で文字盤デザインが僅かに異なっている同年代モデル。このバイクはAT125アメリカ仕様でマイル表示。指針のデザインも特徴的だ

基本的には同系列メーターだが機種別の個性で文字盤デザインが僅かに異なっている同年代モデル。このバイクはAT125アメリカ仕様でマイル表示。指針のデザインも特徴的だ

この年代は100ccと125ccで別クラスとされていた感があったが、フルサイズモデルの多くが前後18インチのホイールを採用していた。ハブ磨きブラシの効果はいかが?

この年代は100ccと125ccで別クラスとされていた感があったが、フルサイズモデルの多くが前後18インチのホイールを採用していた。ハブ磨きブラシの効果はいかが?

デザインに若干の違いはあれど、各メーカーのトレールモデルはすべてこのようなデザインのシートを採用していた。ヤマハDT-1の影響が如何に大きかったか理解できる。

デザインに若干の違いはあれど、各メーカーのトレールモデルはすべてこのようなデザインのシートを採用していた。ヤマハDT-1の影響が如何に大きかったか理解できる。


機種によってはオプション設定となっていたリアキャリアだが、100ccや125ccクラスのトレールモデルの多くが、リアキャリアを標準装備していた。デザインに溶け込んでいる。

機種によってはオプション設定となっていたリアキャリアだが、100ccや125ccクラスのトレールモデルの多くが、リアキャリアを標準装備していた。デザインに溶け込んでいる。

大きなリアスプロケットが象徴的なトレールバイクの左サイド。チェーンケースは短く、下側にはドライブチェーンに絡まった草をカットするためのガードを装備する。

大きなリアスプロケットが象徴的なトレールバイクの左サイド。チェーンケースは短く、下側にはドライブチェーンに絡まった草をカットするためのガードを装備する。

現代では考えられない（とは言っても2ストトレールが無いです!!）ショートカットサイレンサー。小気味良いパンッ、パパンッ音を奏でる。バッフルは輪出仕様の短いタイプを装着。

現代では考えられない（とは言っても2ストトレールが無いです!!）ショートカットサイレンサー。小気味良いパンッ、パパンッ音を奏でる。バッフルは輪出仕様の短いタイプを装着。


アメリカ仕様でも、派生によってリアウインカーレンズに赤色仕様と橙色仕様の2タイプがあった。形状的に深いタイプのレンズを採用していたAT125。

アメリカ仕様でも、派生によってリアウインカーレンズに赤色仕様と橙色仕様の2タイプがあった。形状的に深いタイプのレンズを採用していたAT125。

米粒のように小さなパイロットジェットを採用するミクニ製キャブレター。オーナーの柴田さんは、このキャブレターの調子を改善するために苦労したそうだ。

米粒のように小さなパイロットジェットを採用するミクニ製キャブレター。オーナーの柴田さんは、このキャブレターの調子を改善するために苦労したそうだ。

同じ年式のAX125と同様に、スプリングのイニシャル調整機能付きリアショックを採用。この時代のカヤバ製は、他メーカー製と比べて圧倒的に抜けが少なく高性能だった。

同じ年式のAX125と同様に、スプリングのイニシャル調整機能付きリアショックを採用。この時代のカヤバ製は、他メーカー製と比べて圧倒的に抜けが少なく高性能だった。


 

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  10. Page10走ればわかるこの楽しさ!!また行きましょう～!!

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