【Page7】参加バイクをチェック「YAMAHA SPORT HX90 1971」

掲載日:2010年02月08日 特集記事絶版原付2種“原ツー”で楽しむ小旅行    

記事提供/2009年6月1日発行 絶版バイクス1

気が付けば「ヤマハ車ばかり」だった小旅行。

参加バイクをチェックすると……

購入以来、15年間走り続けて今なお絶好調!!
外観ではなく「スピードで勝負」する世界最小の2ストツイン。

エンジンの好調不調は、決して「外観からでは判断できない」ものである。それを実証!? しているのが、このHX90である。一見では、乗りっぱなし(失礼!!)のように見えてしまうリトルツインだが、この個体のコンディションは抜群!! とにかく速い!!

 

シグナルGPでは、90ccクラスの先頭に立ち、125cc勢を追い掛け回す実力を持つのだ。以前、移動途中に乗り換え試乗させていただいたことがあるが、HS90系エンジンと比べて、低回転域で圧倒的にトルクフルな印象を受けた。このあたりの違いは、HS系エンジンと明らかに異なるエキパイの取り出し高さの違い=ポート形状の違いからくるものなのか? やはり、3ポートよりは5ポート。5ポートよりは7ポートというように、技術的過渡期のバイクは、新しいバイク=高年式バイクの方が、間違い無く高性能なのだろう。

 

鶴見治之 Haruyuki TRURUMI (茨城県在住)

原2小旅行の会では「北関東B級グルメ部長」として活躍中の鶴見さん。とにかくBグル関係に詳しく、今回立ち寄ったラーメン屋さんも「佐野の○○○屋で修行した人が出店したから行ってみましょう!!」と誘われて行ってみたのが始りでした。次はどこに行きましょう?(たぐち)

 

 

 

 

 


 

完成したのは小旅行の前日だった!?
「鉄クズ」同然の状態からでも蘇るリトルツイン。

欠品多数でシートベースまでもがボロボロ。メッキパーツはサビだらけ‥‥ 40年近く前のバイクだから、そんな状況は当たり前といえば当たり前である。本来ならば、鉄屑業者行きになってもおかしくないはず。しかし、その鉄屑のカタチにピピッとくると、どうにも捕獲しておきたくなってしまうのが絶版車好きの性でしょう。

 

栃木の笹崎さんは大のカスタムフリーク。MR50のフレームに、最終RD125のビッグフィンエンジンを搭載。足周りには何とTZM50を組み付け12インチ化。チャンバーを装備したその走りは強烈そのもの!!そんなカスタム好きの笹崎さんだから、今回のHXはレストア第一弾で、次回の小旅行のときには第二弾のフルカスタムということになるのか?

 

バイタリティ溢れる彼だから、今後が楽しみです。次は、RD50SPキャストで前後18インチ仕様のカフェレーサールックにしましょう!!

 

笹崎彰一 Shyouichi SASAZAKI (栃木県在住)

前回のラーツー!?のときには正体不明のチューンドリトルツインで参加した笹崎さんだが、今回は小旅行直前に組みあがったHX90で参加。エンジンオーバーホールからチャンバー製作まで、すべてをDIYでこなすツワモノなので、次回はHXチャン仕様ですか!?(たぐち)

 

 

 


 

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