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アドベンチャーライダーの基地! ツアラテックジャパンに潜入!

  • 取材協力/ツアラテックジャパン  撮影/真弓悟史  取材・文/櫻井伸樹  構成/バイクブロス・マガジンズ
  • 掲載日/2018年2月21日

世界中のアドベンチャーライダーをバックアップしてきた『TOURATECH』(ツアラテック)は、全世界にディーラーネットワークを持つメガアフターパーツメーカーだ。そしてその日本における総代理店である『ツアラテックジャパン』が2017年9月にオープンした。巨大店舗の詳細、運営スタッフの紹介など、新生ツアラテックの魅力を紐解いていく。

国内最大級の売り場面積を誇る
ツアラテックジャパンに潜入!

ここ数年「アドベンチャーモデル」と呼ばれるバイクが人気だ。高速走行が楽で、ワインディングも未舗装路もこなす。2人乗りも余裕で、キャンプ道具などの大きな荷物も積載可能。最近では250ccクラスも各社からリリースされ、ますます広がりを見せている。

こういったアドベンチャーモデルは、とくに欧州で人気が高く、長い休日を利用し、本当に冒険的な旅に使うライダーも多い。キャンプ道具を積載して国から国へ渡り歩き、ときには道を外れて山岳地帯へ分け入ったり、または海を越えてアフリカの砂漠を走るなど、リアルな「冒険旅」に使われているのだ。

そういった過酷な旅には、とにかく破損の対策が必要となる。クランクケースを覆うアンダーガードから始まり、エンジンガード、ナックルガード、ライトガードなど、あらゆるトラブルに備えて補強するのが鉄則である。また、転倒してもダメージが少ない上に、施錠によって防犯効果も上がるハードケースも必要だ。そんなリアルな冒険旅に欠かせない用品を数多く開発、販売しているのが、ツアラテック社である。

ツアラテックは1984年にドイツで産声を上げた。創業者のハーバート・シュバルツ氏は、元電気技師で自作のメーターやパニアケースを愛車に装着し、世界中を巡っていた。アフリカを始めシリア、ヨルダン、トルコなどあらゆる国をバイクで走り、オリジナル製品を熟成。そしてその経験を活かし、小規模ながらアフターパーツメーカーとして事業を始めた。

創業者自らが過酷なテストをするがゆえに製品の信頼度は徐々に上がり、やがてBMWのラリーチームがロードブックホルダー「RB-TT」とともにパリ-ダカール・ラリーに参戦。これによりツアラテック社の名は一躍有名となり、BMWやKTMにパーツをOEM供給するまでに成長した。

それは現CEOアルベルト・ラインハルト氏になっても変わることはなく、現在では全世界30カ国以上にディーラーネットワークを持つメガアフターパーツメーカーとして、世界中のアドベンチャーライダーをバックアップしている。

そしてその日本ディーラーが、ツアラテックジャパンである。まず店舗を見て驚くのはその広さ。床面積100坪以上の店内は、もはや郊外のホームセンターレベル。もちろん店内にはツアラテックの製品がずらり。アンダーガード、ハードケースといった主流の製品はもちろん、ライディングウエアからブーツ、グローブ、各種バッグ類、カジュアルウエアまで、大物から小物まであらゆる製品が並んでいる。

おまけに駐車場も広く、バイクでも車でも、かなりの台数が停められる。これはどういうことかといえば、その場に居合わせた旅好きなライダー同士が情報交換し、交流を深められるということだ。ここが通常のバイク用品店との大きな違いだろう。

つまりここは単なるショップではなく、今後、日本の冒険ライダーの主要基地となる、貴重な存在なのである。

冒険ライダーたちをバックアップする世界規模のメーカーが上陸!

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これはドイツのツアラテック本社。本社だけあり、さすがの規模。日本とはスケールが違いすぎる!

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ツアラテックでは、現在も従業員が常にツーリングで自社のパーツをテストしている。

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ツアラテックジャパンの広大な店内。いちバイク用品メーカーの店舗としては間違いなく国内最大の面積だろう。場所は神奈川県の津久井湖に面した国道413号沿い。外から見ても大きな建物なので、走っていればすぐに発見できる。

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店内にはキャンプシーンを再現したスペースやバイク雑誌が読めるコーナーも設置。来店者がくつろげる配慮がなされている。ツアラテックのパーツが装着されたBMWのGSやホンダ・アフリカツインなどがディスプレイされているので、自分の愛車に装着した姿をイメージしやすいのもありがたい。

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ツアラテックは通信販売も充実しているが、ウエアやブーツなどは、やはり試着して決めたいもの。ここなら自由自在だし、スタッフのアドバイスもありがたい。

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ツアラテック製品以外にも、セレクトされた防犯用品や便利用品を多数ラインナップ。興味深い製品ばかりだ。

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店内の一角にはバイク雑誌コーナーも併設。すでに何度かイベントが催されており、そのたびに遠方からアドベンチャーマシンが来訪。駐車場には同社のパーツで武装されたかのような、マッシブでゴツい冒険マシンがずらりと並ぶ。

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ごついハード系のパーツばかりでなく、Tシャツやスニーカーなど日常的に使えるカジュアルウエアなども充実している。

ツアラテックジャパン

ツアラテックジャパン

住所/神奈川県相模原市緑区中野988
電話/042-850-4790
営業/10:00-19:00
定休/水曜、イベント日

新しくオープンしたツアラテックジャパンは、圏央道相模原インターから約10分ほどの津久井湖に面した市街地にある。ここは宮ヶ瀬、道志方面など首都圏の日帰りツーリングでよく入るルート。ツーリングの途中に寄ってみるのもいいだろう。