掲載日:2023年01月08日 原付漫遊記 › 松本よしえのゆるカブdays
え・文・写真/松本よしえ
上野の「東京国立博物館(表慶館)」に展示された我らがカブC100でございます。いつもとちがう厳かな雰囲気にドキドキ!
カブファンのみなさま、なんと上野の東京国立博物館(トーハク)でカブが展示中です。昨年、誕生150年を迎えたトーハクでは、個人や企業から募った"ワタシの宝物"を未来の国宝候補として「150年後の国宝展」にて公開しています。150年という時の彼方を思い浮かべて対峙するカブはどんな風に見えるのでしょう。歴史を重ねてきた博物館でカブを眺めるのはロマンだなぁ。
カブが展示されている「表慶館」は大正天皇のご成婚記念として1908年(明治41年)に建てられました。石と煉瓦造りの二階建でネオ・バロックの様式。銅板で葺かれたドーム状の屋根が印象的です。
エントランスは二階のドーム天井を仰ぐ吹き抜けの大空間になっています。写真には写っていないけど足元のモザイクタイルの床にも注目。
初っ端に大怪獣ゴジラ(1954年)の展示。手前はゴジラを東京湾へ葬った"オキシジェン・デストロイヤー"のカプセルです。
カブの展示は後半に現れます。大理石と吹き抜けの空間に見学者の声が響いて、ちょっとヨソイキな空間に感じますよ。
まるで美術品のように台上に展示されたカブ。立ち止まってじっくりと眺める人も多かった。
150年後はどんな世の中になっているでしょう。カブはどんな進化を遂げるか。
黒いパネルの裏側には世界中のカブオーナーに混じって本田宗一郎氏(モノクロ写真)も登場。
ゆっくり眺めているうちに日が暮れました。夜の博物館も素敵です。
さて、この展示は1月29日までなのだけど、年明け(1月4日)からはバーチャルミュージアムも公開中。カブが展示されている「表慶館」へ入館するところから始まり、ゴジラやガンダムに目を奪われ、キーホルダーやスクラップブックなどの個人的な宝物を眺めてカブの展示コーナーへ。館内をぐるりと一周するバーチャルツアーが体験できます。実際に行けない方もぜひ、いつもとちがう趣きのカブをご覧ください。
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