カブ生活

ゆるカブ第百五十三回「カブで川を越える“沢水注意”だよ!」

掲載日:2021年06月27日 原付漫遊記松本よしえのゆるカブdays    

え・文・写真/松本よしえ

ゆるカブ第百五十三回「カブで川を越える“沢水注意”だよ!」メイン画像

昨年の夏、薄曇りの国道352号を魚沼(新潟県魚沼市)に向かって走っていたら、こんな警戒標識と看板が!

路上を川が流れる国道352号を往く

“カブで川を渡る”といえばCT125が似合いそうなワイルドなイメージだけど、国道には”洗い越し”とか”路上河川”とも呼ばれる川があるのをご存じでしょうか。これは道路上を川が跨ぎ越す造りになっている川のことで、昨年の夏、檜枝岐村(福島県南会津郡)から魚沼(新潟県魚沼市)へ向かうため国道352号をカブで走ったら”路面凹凸あり”の警戒標識と「沢水注意」を謳う看板に出合いました。

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クルマは「ざばーんっ」と豪快に通過していきます。近づき過ぎると水を被ってえらいことになります。

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撮影していたら黄色いクロスカブがやってきました。千葉からのH田さんはカブで登山の旅をするつもりがリアボックスに鍵を閉じ込めてしまい、宿泊先のホテルで箱の蓋を切断したそうです。その後はゴムロープで蓋を固定して旅を続行。ご本人は写真を固辞されましたがお話し好きの愉快な方です。H田さんに一人旅では貴重な写真を撮っていただきました。

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再び標識を発見! これでもう何本目の標識だろう。豪雪地帯だけに警戒標識もかなり傷んでおります。

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直近の雨はなかったのに山の斜面を伝う水量はかなりのもの。水は道路を跨ぎ深い谷底へと吸い込まれていきます。

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路上を流れる山からの水は止まりません。もし豪雨ならば、ここを安全に通過できるのかな。

この路上を流れる川を通過するときはスピードをしっかり落とすのが肝心です。勢いよく突っ込むと深い水溜りだったり、山肌から崩れた石が隠れていることも。旅先では無用なトラブルは避けたいものです。国道352号はカブで走っても楽しいクネクネの山道でして、世の中が落ち着いたらまた走りに行きたいものです。

※国道352号は2021年6月28日現在、一部冬期間通行止めが解除されていません。「駒の湯温泉三叉路~枝折峠(頂上)」が通行止めとなっています。車の迂回路になっている「奥只見シルバーライン」は二輪通行不可です。二輪はこの区間を通り抜けることはできないのでご注意を!なお、最新の情報は以下よりご確認ください。
「魚沼市観光オフィシャルサイト」
上記で「お知らせ」と検索すると国道の通行止め最新情報が調べられます。

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