バイクブロス編集部員の徒然なるひとり言
更新日: 2017年8月30日 12:30:49 カテゴリー:

ハーレー2018年モデルでローライダーがソフテイルに!?

by: narita (投稿数: 39)

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突如、8月23日に販売が開始されたハーレーダビッドソン2018年ニューモデル。最大のトピックスは、ダイナファミリーがソフテイルファミリーに統合されフルモデルチェンジを果たしたことだろう。なんとダイナファミリーが消滅してしまったのだ。かなり衝撃的な事実だが、中でも驚きはダイナFXDLローライダーが、ソフテイルFXLRローライダーになったことである。そもそもFXDLのダイナフレームから新設計のソフテイルフレームになったことを考えれば、FXLRはモデルチェンジというより、もはやニューモデルと言えるのではないだろうか。

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ハーレーダビッドソンジャパンのリリースによると、ソフテイルの新型フレームは「剛性を65%向上しつつも軽量化されたカーボンスチール製の最新筒型フレームが各モデルのシャーシの中核を成したことで、シャーシ全体の剛性も34%向上し、車体は前モデルより最大17kgの軽量化にも成功している」とある。つまり昨年のダイナフレームの性能を大きく上回る新型ソフテイルフレームを採用することにより、FXLRはFXDLを凌ぐパフォーマンスを発揮するわけだ。ちなみにフレーム下部に装着されていた2本ショックはシート下のモノショックに変更となっている。

もちろんエンジンも刷新されている。排気量1690ccのツインカム103エンジンから排気量1745ccのミルウォーキーエイト107エンジンに加え、一部のモデルには排気量1868ccのミルウォーキーエイト114エンジンを搭載したモデルも設定されている。残念ながらFXLRにはこのエンジンの設定はないのだが……。

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価格も驚きである。2017年モデルのFXDLが212万8000円〜であったが、FXLRは199万9000円〜となり、13万円近くプライスダウンを実現。新型フレーム&ニューエンジン搭載でこの価格。カンパニーの気合いを感じさせるというものだ。

スタイリング的には伝統のローライダーというよりも、ソフテイルのカスタムモデルといった印象が強いので、ここは賛否の分かれるところであろう。個人的にはFXLRをローライダーと呼ぶことに少なからず違和感を覚えてしまうのが正直なところ。いずれにせよ、まだ実車を確認していないのでなんとも言えないが、この2018年モデルがカンパニーの大きなターニングポイントとなることは間違いないだろう。

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