バイクブロス編集部員の徒然なるひとり言
更新日: 2017年7月27日 15:17:14 カテゴリー:

カスタム愛、あるいは改造愛

by: narita (投稿数: 39)

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第12回ニューオーダーチョッパーショーに出展された、地元神戸元町のエースモーターサイクルが手掛けたショベルヘッド。エースらしい丁寧に作り込まれたスタンダードなカスタムである。残念ながら会場でエースの徳山さんとじっくり話をすることはできなかったのだが、やはりこの車両、一筋縄ではいかない緻密な計算のもと仕上げられていることは明らか。ここからは僕の個人的偏見と想像でこの車両について書かせていただきたい。

まずはこのスタイリング。はい、満点で御座います。カッコいいにもほどがある。フューエルタンクがモールディングされたリジッドフレームにはスムージングが施され、シンプル極まりないフォルムを形成している。タンク容量は5リッターといったところか。

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ナロードされたフロントフォークにはフォークカバーが取り付けられ、タイトなバーハンドルを設置。アトリエチェリーの手によるダブルシートも上質なもので、ホワイトというカラーリングも絶妙だ。スクエアタイプのテールライトが組み込まれたリアフェンダーには扇形のストラットを配し、リアエンドのアクセントとなっている。2本出しのドラッグパイプのバランスも申し分なし。

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徳山さんが手掛けるカスタム(本人曰く「改造」)には、作り手の愛情がたっぷりと注ぎ込まれていると僕はいつも感じている。個人的な偏見かも知れないが、人の手の温もりみたいなものをそこかしこから感じるのだ。アナログの温もり、人間味にあふれた改造、それがエースのマシンだ。そのほかニューオーダーチョッパーショーのレポートは下のリンクからどうぞ!

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