【2012 マン島TTレース】 第3回 4年目を迎えた電動バイクレース、100マイル越えなるか?! フォトTOPICS

写真点数/13枚

取材・写真・文/小林 ゆき

取材協力/
マン島TTレース公式サイト

気温38度、2011年夏いちばんの暑さの中、敢行されたツインリンクもてぎオーバルコースでのテスト。主に、バッテリーの性能やバッテリー制御に関するデータ取りを行いました。今回のプロジェクトで初めて電動バイクを走らせるとあって、チームのメンバーは緊張気味。丸1日、食事も摂らず無言で作業が続きました

実際にTTを走らせるマシンが出来上がったのは年明けのこと。2012年2月には筑波サーキットでテスト走行を行いました。バッテリーの重さの影響で車重は260kgとたいへん重いのですが、宮城光さんはタイトなコーナーを軽々と旋回させてゆきます。

走行が終わると、まずチェックするのは制御系のデータ取り。すぐさまパソコンを持った技術者がマシンに近寄りデータを取る様子は、近年の4輪レースの光景のようです。

テスト走行はさらに重ねられました。マン島TTレースの「TTマウンテンコース」は230ヶ所ものコーナーがあるのですが、1周の距離は60kmと長く、実際には直線部分も多く、スピードがどれだけ出せるかが勝負の行方を左右します。

3月3日、4日に鈴鹿サーキットで行われたファン感謝デーに合わせてプレス向けに記者会見が行われました。2輪のメディアより4輪のメディアの方が多く集まっていたのが印象的でした。マシンのネーミングは『神電 Shinden』です。「雷」から「静電気」に至るまで、自然界にある電気の全てを司る神の力を受けてレースに挑むという意味を込め、命名されました。

鈴鹿サーキットのファン感謝デーは5万人もの観客が集まり、満員のグランドスタンドの前から宮城光さんのライディングでお披露目走行が行われました。電気モーターですから、スタート時はほとんど音がせず、1日目は「あれっ?」と思う間もなくスタートしたので、2日目は写真を見ても分かるように、手を振りながらスタートしました。

鈴鹿サーキット東コースの最終コーナーを立ち上がって直線に入ると、満席のグランドスタンドが今まで聞いたこともない雰囲気でどよめきました。「おおぉ~~をぅ?」っ感じ。思いのほか速かったのしょう。そして飛行機のような「キーーン」という音。日本のモータースポーツファンが、未知のものを目撃した瞬間でした。

3月14日にはジョン・マクギネス選手が来日し、ツインリンクもてぎの本コースでテストが行われました。テストには開発ライダーの宮城光さんも参加し、順調に進められました。

快晴のもと、初めての電動バイクで、これまた初走行のもてぎにコースインするジョン・マクギネス選手。2012年で40歳になる彼。TTは経験値がものを言うコースであり、まさにライダーとして油が乗ってきた年齢です。「非常に楽しいコースだ」と語っていました。また、マシンは「びっくりするほど切り返しが軽くて良いね」とのこと。

105月上旬に日本を出発し、神電はTTに向けて完全な姿でイギリスに上陸しました。5月21日には、BSB全英ロードレース選手権も行われている、イギリスのキャドウェルパークというサーキットでテスト走行を行いました。

11キャドウェルパークは起伏のあるコースで、有名なジャンプスポットがあります。さすがにジャンプまではいきませんが、派手にフロントアップを見せてくれます。

125月31日、すでにTTウィークに突入し、プラクティスが行われている中 『Team無限』 はマン島に上陸。ようやくグランドスタンド裏のパドックにテントを設置しました。プラクティス走行前、さっそくジョン・マクギネス選手がテントにやってきて、マシンの感触を確かめていました。

13グランドスタンド前のピットエリアにて。ツナギも神電スペシャルです。ここに写っているのは関係者全員ではなく、マン島には来ていないたくさんの協力者/社のおかげでここまで来ることができました。

  • 気温38度、2011年夏いちばんの暑さの中、敢行されたツインリンクもてぎオーバルコースでのテスト。主に、バッテリーの性能やバッテリー制御に関するデータ取りを行いました。今回のプロジェクトで初めて電動バイクを走らせるとあって、チームのメンバーは緊張気味。丸1日、食事も摂らず無言で作業が続きました
  • 実際にTTを走らせるマシンが出来上がったのは年明けのこと。2012年2月には筑波サーキットでテスト走行を行いました。バッテリーの重さの影響で車重は260kgとたいへん重いのですが、宮城光さんはタイトなコーナーを軽々と旋回させてゆきます。
  • 走行が終わると、まずチェックするのは制御系のデータ取り。すぐさまパソコンを持った技術者がマシンに近寄りデータを取る様子は、近年の4輪レースの光景のようです。
  • テスト走行はさらに重ねられました。マン島TTレースの「TTマウンテンコース」は230ヶ所ものコーナーがあるのですが、1周の距離は60kmと長く、実際には直線部分も多く、スピードがどれだけ出せるかが勝負の行方を左右します。
  • 3月3日、4日に鈴鹿サーキットで行われたファン感謝デーに合わせてプレス向けに記者会見が行われました。2輪のメディアより4輪のメディアの方が多く集まっていたのが印象的でした。マシンのネーミングは『神電 Shinden』です。「雷」から「静電気」に至るまで、自然界にある電気の全てを司る神の力を受けてレースに挑むという意味を込め、命名されました。
  • 鈴鹿サーキットのファン感謝デーは5万人もの観客が集まり、満員のグランドスタンドの前から宮城光さんのライディングでお披露目走行が行われました。電気モーターですから、スタート時はほとんど音がせず、1日目は「あれっ?」と思う間もなくスタートしたので、2日目は写真を見ても分かるように、手を振りながらスタートしました。
  • 鈴鹿サーキット東コースの最終コーナーを立ち上がって直線に入ると、満席のグランドスタンドが今まで聞いたこともない雰囲気でどよめきました。「おおぉ~~をぅ?」っ感じ。思いのほか速かったのしょう。そして飛行機のような「キーーン」という音。日本のモータースポーツファンが、未知のものを目撃した瞬間でした。
  • 3月14日にはジョン・マクギネス選手が来日し、ツインリンクもてぎの本コースでテストが行われました。テストには開発ライダーの宮城光さんも参加し、順調に進められました。
  • 快晴のもと、初めての電動バイクで、これまた初走行のもてぎにコースインするジョン・マクギネス選手。2012年で40歳になる彼。TTは経験値がものを言うコースであり、まさにライダーとして油が乗ってきた年齢です。「非常に楽しいコースだ」と語っていました。また、マシンは「びっくりするほど切り返しが軽くて良いね」とのこと。
  • 5月上旬に日本を出発し、神電はTTに向けて完全な姿でイギリスに上陸しました。5月21日には、BSB全英ロードレース選手権も行われている、イギリスのキャドウェルパークというサーキットでテスト走行を行いました。
  • キャドウェルパークは起伏のあるコースで、有名なジャンプスポットがあります。さすがにジャンプまではいきませんが、派手にフロントアップを見せてくれます。
  • 5月31日、すでにTTウィークに突入し、プラクティスが行われている中 『Team無限』 はマン島に上陸。ようやくグランドスタンド裏のパドックにテントを設置しました。プラクティス走行前、さっそくジョン・マクギネス選手がテントにやってきて、マシンの感触を確かめていました。
  • グランドスタンド前のピットエリアにて。ツナギも神電スペシャルです。ここに写っているのは関係者全員ではなく、マン島には来ていないたくさんの協力者/社のおかげでここまで来ることができました。

『TEAM無限』
TT Zero(電動バイククラス) Challenge の軌跡

2009年に始まった TT Zero クラス。排気ガスゼロのレギュレーションなので、燃料電池車なども参戦できますが、事実上、電動バイクのクラスとなっています。その TT Zero クラスに驚きの参戦を表明したのが 『TEAM無限』 でした。今では GT カーやフォーミュラニッポンなど、すっかり “4輪畑のレースチーム” として知られていますが、1980年代にはマン島 TT レースのキング・オブ・マウンテン、ジョーイ・ダンロップ選手を擁して鈴鹿8耐にホワイトブルで参戦していたこともあるチームです。

 

プロジェクトは極秘に進められ、実際のテストは昨年8月、灼熱のツインリンクもてぎで始まりました。国内の開発ライダーは宮城光さん。2輪も4輪もこなすマルチ “ドライダー” です。実際に TT に参戦するマシンのカタチが出来上がったのは極寒の2月。3月には鈴鹿サーキットのファン感謝デーで記者会見、および宮城光さんによるデモ走行でお披露目されました。

 

TT でライディングするのは、目下 TT で17勝のジョン・マクギネス選手。3月には来日して2日間のテストをこなしました。公道レース界のトップライダーであるジョンさんですが、たいへん気さくな人柄で、テストは和やかに進みました。

 

そしていよいよ TT ウィーク。TT ウィーク直前にはイギリスのキャドウェルパークというサーキットでテストを敢行。マクギネス選手はすぐに北アイルランドに渡り、そもそもの所属チーム、ホンダレジェンド TT からノースウエスト 200 というアイルランド選手権の公道レースに参戦、そのあとすぐにマン島入りするという、たいへんタイトなスケジュールの中、TT ウィークが始まりました。

気温38度、2011年夏いちばんの暑さの中、敢行されたツインリンクもてぎオーバルコースでのテスト。主に、バッテリーの性能やバッテリー制御に関するデータ取りを行いました。今回のプロジェクトで初めて電動バイクを走らせるとあって、チームのメンバーは緊張気味。丸1日、食事も摂らず無言で作業が続きました
実際にTTを走らせるマシンが出来上がったのは年明けのこと。2012年2月には筑波サーキットでテスト走行を行いました。バッテリーの重さの影響で車重は260kgとたいへん重いのですが、宮城光さんはタイトなコーナーを軽々と旋回させてゆきます。
走行が終わると、まずチェックするのは制御系のデータ取り。すぐさまパソコンを持った技術者がマシンに近寄りデータを取る様子は、近年の4輪レースの光景のようです。
テスト走行はさらに重ねられました。マン島TTレースの「TTマウンテンコース」は230ヶ所ものコーナーがあるのですが、1周の距離は60kmと長く、実際には直線部分も多く、スピードがどれだけ出せるかが勝負の行方を左右します。
3月3日、4日に鈴鹿サーキットで行われたファン感謝デーに合わせてプレス向けに記者会見が行われました。2輪のメディアより4輪のメディアの方が多く集まっていたのが印象的でした。マシンのネーミングは『神電 Shinden』です。「雷」から「静電気」に至るまで、自然界にある電気の全てを司る神の力を受けてレースに挑むという意味を込め、命名されました。
鈴鹿サーキットのファン感謝デーは5万人もの観客が集まり、満員のグランドスタンドの前から宮城光さんのライディングでお披露目走行が行われました。電気モーターですから、スタート時はほとんど音がせず、1日目は「あれっ?」と思う間もなくスタートしたので、2日目は写真を見ても分かるように、手を振りながらスタートしました。
鈴鹿サーキット東コースの最終コーナーを立ち上がって直線に入ると、満席のグランドスタンドが今まで聞いたこともない雰囲気でどよめきました。「おおぉ~~をぅ?」っ感じ。思いのほか速かったのしょう。そして飛行機のような「キーーン」という音。日本のモータースポーツファンが、未知のものを目撃した瞬間でした。
3月14日にはジョン・マクギネス選手が来日し、ツインリンクもてぎの本コースでテストが行われました。テストには開発ライダーの宮城光さんも参加し、順調に進められました。
快晴のもと、初めての電動バイクで、これまた初走行のもてぎにコースインするジョン・マクギネス選手。2012年で40歳になる彼。TTは経験値がものを言うコースであり、まさにライダーとして油が乗ってきた年齢です。「非常に楽しいコースだ」と語っていました。また、マシンは「びっくりするほど切り返しが軽くて良いね」とのこと。
5月上旬に日本を出発し、神電はTTに向けて完全な姿でイギリスに上陸しました。5月21日には、BSB全英ロードレース選手権も行われている、イギリスのキャドウェルパークというサーキットでテスト走行を行いました。
キャドウェルパークは起伏のあるコースで、有名なジャンプスポットがあります。さすがにジャンプまではいきませんが、派手にフロントアップを見せてくれます。
5月31日、すでにTTウィークに突入し、プラクティスが行われている中 『Team無限』 はマン島に上陸。ようやくグランドスタンド裏のパドックにテントを設置しました。プラクティス走行前、さっそくジョン・マクギネス選手がテントにやってきて、マシンの感触を確かめていました。
グランドスタンド前のピットエリアにて。ツナギも神電スペシャルです。ここに写っているのは関係者全員ではなく、マン島には来ていないたくさんの協力者/社のおかげでここまで来ることができました。

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