パドック3 GSF1200(スズキ GSF1200)

掲載日:2015年10月28日 プロが造るカスタム    

取材協力/パドック3

記事提供/ロードライダー編集部

※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2014』に掲載された内容を再編集したものです

PADDOCK3 GSF1200(SUZUKI GSF1200)

リフレッシュと同時に
生まれ変わったGSF改

「この車両のオーナー岩本さんは、じつは元々4輪ディーラーのメカニックをされていたという方。車両製作にあたっては、楽しく乗れること、それからベース車両がもうすぐ20年落ちになるので、電装系をリフレッシュしたいという、このふたつが最初の要望でした。

電装系にこだわるあたり、いかにもメカニックらしいですよね(笑)。実際、トラブル予防にもなるし、劣化した部分が新品に戻ることで目に見えない効果もいろいろとあったりしますから」(パドック3代表・野澤さん)

ひとつめの要望、『楽しく乗れるマシン』というオーダーに対する同店の回答も、なかなかマニアックだ。通常なら前後サスペンションなどの足まわり変更とグレードアップ、車体全体のディメンション調整などから取りかかるところだが、そういった作業と同時に『ライダーの座る位置』、つまりマシンの重心とライダーの位置関係にも着目したのである。

具体的には、バイクの重心位置により近い場所にライダーを座らせ、かつ高い位置からシートを通して荷重させる。現代スーパースポーツモデルのシート高が軒並み高くなっているのには、じつはこういう理由があるわけだ。

パドック3 GSF1200(スズキ GSF1200)のカスタム画像

「理想的なシート位置を実現するためにクロモリ鋼でステーをワンオフ、その上に高さ調整可能な7N01アルミ製シートレールをマウントしています。高くすればスポーティ、街乗りやツーリング時は、下げ目にして足着き性を確保というように、状況や気分によって使い分けできるというのが最大の特徴ですね」(同)

走りに大きな影響を与えるもうひとつの要素、エンジンフィールも吸排気系でしっかりアレンジ。それでいてバイクらしい雰囲気も合わせ持っている。なるほど、これは魅力的だ。

PADDOCK3 GSF1200(SUZUKI GSF1200)の詳細は次ページにて

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