キムコ エキサイティング400i ABS 試乗インプレ・レビュー

キムコ エキサイティング400i ABS
キムコ エキサイティング400i ABS

キムコ エキサイティング400i ABS

掲載日:2016年09月29日 記事カテゴリ 試乗インプレ・レビュー    

取材・文・写真/野岸"ねぎ"泰之

パワフルなエンジンを搭載、スポーティかつ
上質な走りを実現したビッグスクーター

台湾のメジャースクーターブランド、キムコから、新たなミドルスクーターが登場した。グラマラスなボディにラグジュアリーな装備、そしてパワフルなエンジンを搭載するこのマシンの実力はどれほどのものなのだろう。早速実際に試乗してチェックしてみよう。

※試乗車は台湾本国仕様のため、日本向けモデルとは一部仕様が異なる場合があります。

キムコ エキサイティング400i ABS 特徴

迫力あるデザインのボディに
充実の装備を搭載

キムコ エキサイティング400i ABSの試乗インプレッション

ボディはグラマラスで迫力あるもので、原付二種クラスや250ccのスクーターを見慣れた人にはかなり大きく感じるかもしれない。ただ外観デザインはエッジの効いたスポーティなもので、鈍重なイメージは皆無だ。

キムコ エキサイティング400i ABSの試乗インプレッション

デュアルタイプのヘッドライトと組み合わされるのは、LEDのテールランプやウインカーで、被視認性もよく洗練された雰囲気を醸し出している。

メーターパネルは左側に速度と燃料計、右側に回転数ほか多くの情報を表示できる大型の液晶パネルを配したタイプ。スピード表示は200km/hまで刻んであり、走りの良さを予感させてくれる。

キムコ エキサイティング400i ABSの試乗インプレッション

左側の蓋付きグローブボックスの内部には、スマートフォンなどの充電に便利なDC12Vのアクセサリーソケットが設置されている。シガーソケットタイプなのでプラグを挿したままスマホを収めるのは難しそうだが、走行中に電源を取れるのはありがたい。シート下のトランクスペースは深型で、このクラスのスクーターとしては決して大きい方ではないものの、ヘルメットを1個入れた他にもレインウェア等の小物を入れる余裕がある。

キムコ エキサイティング400i ABSの試乗インプレッション

キムコ エキサイティング400i ABS 試乗インプレッション

俊敏でスポーティな走りは
まさにエキサイティング

キムコ エキサイティング400i ABSの試乗インプレッション

シート高は810mm、これはヤマハのグランドマジェスティ400より50mm高く、T-MAX530に比べても10mm高い数値。国産250ccクラスのスクーターの多くが700mm前後なので、乗り換えるとかなり高く感じるだろう。ただ、一度走り出してしまえばアイポイントが高く、見通しがいいので快適だ。

キムコ エキサイティング400i ABSの試乗インプレッション

399ccの水冷4バルブ単気筒エンジンは最高出力26.5kW(36ps)/7,500rpm、最大トルク37.7N・m(3.8kgf・m)/6,250rpmを発生する。一般道で信号待ちからアクセルを開けると、弾かれたように強力なダッシュを見せ、あっという間に法定速度の60km/hに達する。このあたりの加速は250ccクラスとは段違いだ。車体は大きいが、加速や取り回しは俊敏でスポーティなため、渋滞のすり抜け以外では市街地走行でストレスはない。タコメーターの回転数を見ると、高速道路で100km/h巡航をするのにも十分すぎるほどのパワーの余裕があることがわかる。速度域が上がっても走行風や巻き込み風はあまり感じられなかったことから、フロントスクリーンの防風効果はかなり期待できるだろう。

キムコ エキサイティング400i ABSの試乗インプレッション

ブレーキも俊敏な動きに対応できる、強力なストッピングパワーを持っている。フロントには280mm径のラジアルマウントキャリパーを持つダブルディスク、リアは240mm径というどちらも大径のウェーブタイプディスクブレーキを採用。ボッシュ製ABSを標準装備しているため、急制動時の安定性も高い。キムコが放つこのマシン、名前のとおりエキサイティングな走りを約束してくれる1台といえそうだ。

キムコ エキサイティング400i ABSの試乗インプレッション

詳細写真

ヘッドライトはロービームでも2灯点灯。ポジションランプやウインカーはLEDだ。

スタイリッシュな大型スクリーンを装備。防風性もかなり高い。

左に指針式のスピード表示、右にバーグラフの回転計や外気温、時計などを表示できる多機能なメーターパネル。

左右のブレーキレバーは調整機構付き。ハザードスイッチも装備している。

左側の蓋付きグローブボックス内部にはDC12Vのアクセサリーソケットを装備。

ハンドル下、右側にはレバー式のパーキングブレーキを装備。坂道での駐車時に便利だ。

深めの段が付けられ、バックレストも装備するシートは座り心地、ホールド感ともに良好。

シート下トランクの容量はヘルメット1個+α。LED照明を装備し、夜間も便利だ。

フットスペースは前方にもあってポジションが選べる。センタートンネルは太めだが、くるぶしでホールドしやすい形状だ。

テールランプにはLEDと導光パネルを使って被視認性とデザイン性を両立。ウインカーもLEDだ。

フロントには280mmの大径ウェーブタイプダブルディスクを採用。キャリパーはラジアルマウントでABSも標準装備。

リアブレーキのディスクは240mm径。リアショックは2本タイプでプリロード調整が可能だ。

SPECIFICATIONS – KYMCO XCITING400i ABS

モトグッツィ エキサイティング400i ABS 写真

価格(消費税込み) = 77万7,600円
※表示価格は2016年9月現在

高速クルージングはもちろん、ストップ&ゴーが多い都市部でも満足の走りができるミドルスクーター。平日は仕事に、休日はツーリングでリフレッシュに使えるマシンだ。

■エンジン型式 = 水冷4ストロークSOHC4バルブ単気筒

■総排気量 = 399cc

■最高出力 = 26.5kw(36PS)/7,500rpm

■最大トルク = 37.7N/5,250rpm

■燃料供給 = フューエルインジェクション

■トランスミッション = CVT

■サイズ = 全長2,205×全幅820×全高1,435mm

■ホイールベース = 1,570mm

■シート高 = 810mm

■車両重量 = 209kg

■燃料タンク容量 = 12.5リットル

■Fタイヤサイズ = 120/70R15

■Rタイヤサイズ = 160/60R14

■ブレーキ形式(F/R) = 280mm油圧式ダブルディスク/240mm油圧式シングルディスク

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