カワサキ エリミネーター(2024)

掲載日:2023年06月15日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

カワサキ エリミネーター(2024)
KAWASAKI ELIMINATOR(2024)

ロー&ロングの車体に水冷2気筒を搭載
400ccクラスに新エリミネーター登場

エリミネーターは、高張力鋼のトレリスフレームに398ccの水冷2気筒を搭載した新型のクルーザーモデルです。水平基調のロー&ロングスタイルに加え、フロント130/70-18、リア150/80-16サイズの太めのタイヤで大排気量モデルのような存在感を示します。その一方で、低めのシートやリラックスした乗車ポジション、軽量な車体などにより、扱いやすく安心感のあるモーターサイクルに仕上がっています。

パワーユニットはスポーツモデルベースの並列2気筒です。低速から豊かなトルクと良好なコントロール性を示し、高速走行時には力強いパワーとリニアなレスポンスを発揮します。最高出力は35kW(48PS)/10,000rpm、最大トルクは37Nm/8,000rpm。クロスレシオなトランスミッションや最適化した二次減速比などにより、ロー&ロングな車体ながらも走りはスポーティです。アシスト&スリッパークラッチも採用しています。

車両重量176kg、シート高735mm、燃料タンクの容量は12Lです。丸形のLEDヘッドライトや、同じく丸形の液晶メーター、2本ショックのリアサスペンションなど、伝統と先進性を上手に融合させたデザインを各部に採用。ワイドでフラットなハンドルバーは左右それぞれ35度の大きな切れ角を持ち、取り回しの良さにも貢献。リアフェンダーに沿って山なりに湾曲するテールランプの形状は、かつてのエリミネーターシリーズへのオマージュです。

シート下にはETC2.0車載器を標準で装備、インストゥルメントパネルにはETCインジケーターを内蔵しました。また、ブルートゥースによるスマートフォンとの接続機能もあり、車両情報の閲覧や記録がスマートフォンでできるほか、電話やメールの着信を車両ディスプレイに表示することも可能。車体色はメタリックフラットスパークブラック、パールロボティックホワイトの2種類。車両価格は消費税10%込みで75万9,000円、発売は2023年4月25日です。

なお、上記の標準モデルのほか、スタイリッシュなヘッドライトカウルやフロントフォークブーツ、USBタイプC電源ソケット、GPS対応型のドライブレコーダーを装備したスペシャルエディション「エリミネーターSE」も同時にラインナップ。エリミネーターSEの車体色はメタリックマットカーボングレー×フラットエボニー、車両価格は消費税10%込みで85万8,000円です。

カワサキ エリミネーターのここがポイント!
  • ● 大排気量車のような存在感を示すロー&ロングスタイル
  • ● トルクフルでコントロール性の良い並列2気筒エンジン
  • ● 735mmの低いシートとリラックスした乗車ポジション

カワサキ エリミネーターのライバルはこれだ!

  • ホンダ
    レブル500

    クールなスタイルと気軽に乗れるサイズ感が魅力のミドルクルーザー。471ccの水冷並列2気筒を搭載。出力34kW、車重191kg。消費税10%込みで83万6,000円。

  • ロイヤルエンフィールド
    メテオ350スーパーノヴァ

    ロングストロークの空油冷349cc単気筒を搭載したクルーザー。出力14.87kW、車重191kg。ウインドスクリーンを標準装備。消費税10%込みで74万3,600円。

  • ヒョースン
    GV300Sボバー

    ショートフェンダーやファットタイヤを採用した、韓国はヒョースンのクルーザー。296ccの水冷V型2気筒は出力21.6kW。車重172kg、消費税10%込みで69万3,000円。


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