KTM 390デューク(2024)

掲載日:2024年01月12日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

KTM 390 DUKE(2024)
KTM 390 DUKE(2024)

398.7ccのLC4cエンジンを採用
全てが新しくなったミドルネイキッド

390デュークは、スチール製のトレリスフレームにコンパクトな単気筒エンジンを搭載したミドルクラスのネイキッドバイクです。この2024年型ではフルモデルチェンジが行われ、エンジンから車体まわり、エクステリアにいたるまで全てが新しくなりました。エンジンは従来の373.2ccから398.7ccへと排気量を変更、トレリスフレームも新設計です。外観はエアインテークを強調した長いタンクスポイラーが印象的なスタイリングとなりました。

パワーユニットは、LC4cと名付けられた軽量コンパクトな新世代のエンジンです。進化したギアボックスやシリンダーヘッドにより、EURO5.2排出ガス規制に適合。最高出力は33kW(45PS)、最大トルクは39Nm。5インチTFTディスプレイで切り替えるライドモードは、デフォルト設定の「ストリート」、悪天候時向けの「レイン」のほか、サーキット走行向けの「トラック」モードも用意。トラックモードではローンチコントロールも使用可能です。

新設計となった車体骨格は、スチール製のメインフレームにアルミダイキャスト製のサブフレームを組み合わせた構造です。加えて、オフセットを見直した新しいトリプルクランプの採用によりハンドリング特性が向上、優れたコントロール性と安定性を提供します。足周りにはWP製のAPEXサスペンションを装備。フロントはコンプレッション、リバウンドともに減衰調整が可能、リアはリバウンドの減衰とプリロードの調整が可能です。

車両重量165kg、シート高820mm。ブレーキはフロントに320mm径のディスクと新開発の4ピストンラジアルキャリパーを採用。リアは240mm径のディスクと新開発の2ピストンキャリパーです。また、コーナリングABSとスーパーモトABSも標準で装備。車体色はアトランティック・ブルー、エレクトロニック・オレンジの2種類。メーカー希望小売価格は消費税10%込みで78万9,000円。予約販売開始時期は、2023年11月22日です。

KTM 390デュークのここがポイント!
  • ● 最高出力33kWの398.7cc水冷単機筒エンジン
  • ● アルミ製サブフレームを追加した新設計の車体骨格
  • ● 長いタンクスポイラーが象徴的な外観スタイリング

KTM 390デュークのライバルはこれだ!

  • カワサキ
    Z400

    排気量398CCの並列2気筒エンジンを搭載したストリートファイタースタイルのネイキッドモデル。最高出力35kW、車両重量166kg。消費税10%込みで72万6,000円。

  • ヤマハ
    MT-03 ABS

    排気量320ccの直列2気筒エンジンを搭載するネイキッドモデル。最高出力31kW、車両重量167kg、シート高は780mm。消費税10%込みで68万7,500円。

  • BMW
    G310R

    シリンダーヘッドの前方から吸気し後方へと排気する、珍しいレイアウトの単気筒エンジンを採用。最高出力25kW、車両重量は164kg。消費税10%込みで74万円~。


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