カワサキ Z650RS (2022)

掲載日:2022年02月21日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

カワサキ Z650RS(2022)
KAWASAKI Z650RS(2022)

軽量スリムコンパクトで扱いやすい
Z650ベースのレトロスポーツ登場

Z650RSは、モダンでカジュアルなレトロスポーツモデルです。低中速から力強いトルクを発生する2気筒エンジンと軽量コンパクトなシャーシはネイキッドモデルのZ650から継承。レトロな外観はZ900RSの流れをくんだシンプルなデザインです。丸型LEDライト、砲弾形の2連メータケース、スリムなタンク、短くコンパクトなテールなどを採用。扱いやすさと良好な足着き性、軽快なハンドリングも魅力のモデルとなっています。

車体骨格には重量13.5kgのトレリスフレームを採用。リヤフレームの角度をZ650よりも小さくして、水平基調のテールデザインに合わせています。車両重量は188kg、シート高は800mm。ホイールベースは1,405mmと短く、回転半径も2.6mと小回りの利く設計です。フロント2枚、リア1枚のブレーキディスクはレトロを意識して円形タイプを採用。スポークスタイルのキャストホイールもレトロスポーツらしいデザインに貢献します。

街乗りに最適化したパワーユニットは、強力な低中速域とスムーズなスロットルレスポンスが持ち味です。最高出力は50kW(68PS)/8,000rpm、最大トルクは63Nm/6,700rpm。エンジン下に設置したマフラーは、マスの集中化と低重心化に寄与し、同時に独特のスタイリングを作り上げます。アシスト&スリッパークラッチは、クラッチレバーの操作を軽くスムーズにするとともに、高負荷時の駆動を確実に伝え、急なシフトダウン時にはリヤのホッピングやスリップを抑制します。

日本国内向けモデルの発売は4月28日。カラーバリエーションは、キャンディエメラルドグリーンと、メタリックムーンダストグレー×エボニーの2種類、価格は消費税10%込みで101万2,000円です。また上記標準モデルのほか、Z1誕生50年を記念した「Z650RS 50th Anniversary」も同じく4月28日に発売。車体色は特別な技法で重ね塗りをしたキャンディダイヤモンドブラウン、グラブバーは標準装備、消費税10%込みで110万円です。なお、これらのモデルはカワサキケアモデルとなっていますので、1ヶ月目の点検に加え3年間の定期点検とオイル及びオイルフィルター交換が無償で行われます。

カワサキ Z650RSのここがポイント!
  • ● Z900RSの流れをくむレトロなスタイリング
  • ● トルクとレスポンスに優れた並列2気筒エンジン
  • ● 軽量スリムコンパクトで扱いやすい車体

カワサキ Z650RSのライバルはこれだ!

  • ヤマハ
    XSR700 ABS

    270度位相の直列2気筒を搭載するネオレトロスタイルのスポーツバイク。最高出力54kW、車両重量は186kg。価格は消費税10%込みで91万6,300円。

  • ホンダ
    CB650R

    スチール製ツインチューブフレームに直列4気筒を搭載するミドルネイキッド。最高出力は70kW、車両重量201kg。価格は消費税10%込みで97万9,000円。

  • スズキ
    SV650X ABS

    V型2気筒を搭載したカフェレーサースタイルのスポーツバイク。ライトカウルやタックロールシートを採用。最高出力53kW、車両重量199kg、税10%込みで84万7,000円。


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