ビモータ KB4(2022)

掲載日:2022年02月28日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

ビモータ KB4(2022)
bimota KB4(2022)

カワサキの1,043cc4気筒を搭載
イタリアはビモータのニューモデル

KB4は、ビモータオリジナルの車体にカワサキ製の1,043cc水冷4気筒エンジンを搭載したロードスポーツモデルです。「乗りやすく、トルクがあり、軽量なバイク」を実現することをコンセプトに誕生しました。理想的な前後の重量配分、ショートホイールベースのディメンション、アルミ削り出しパーツやカーボンファイバー素材を用いて軽量化した車体などが特徴です。また、ほかのバイクにはない独創的な外観も大きな魅力です。

ビモータはハンドメイドの高級バイクで知られるイタリアのブランドです。川崎重工グループのバックアップを受けた同社は、2019年にハブセンターステアリングの車体にニンジャH2のエンジンを搭載したコンセプトモデルを発表、後にテージH2として市販化しました。それに続くカワサキエンジン搭載モデルとして登場したのが、このKB4です。国内に向けては、カワサキモータースジャパンがビモータの日本総輸入元として展開します。

パワーユニットは、パワーバンドが広く扱いやすいニンジャ1000SX用のエンジンです。最高出力は104.5kW(142PS)/10,000rpm、最大トルクは111Nm/8,000rpm。大きく違うのは、ラジエーターがエンジンの前側ではなく、座席の下に設置されたアンダーシートタイプとなっていることです。この独特のレイアウトにより、ホイールベースは600ccクラスに匹敵する1,390mmまで短くでき、また前後軸に掛かる重量の配分も理想的な値を実現。俊敏なハンドリングと卓越したトラクション性能を両立しています。

そのほかOZ製の鍛造ホイールは軽量化に貢献、前後のオーリンズ製サスペンションとブレンボ製ブレーキコンポーネントは高次元な乗り味を提供します。メーカー希望小売価格は消費税10%込みで437万8,000円、発売は2022年3月です。なお、初期販売台数には限りがるため、購入権は抽選となっています。第1期の購入権の申し込みは1月17~31日、第2期は2月1~28日。第3期以降は随時webページ上で案内されます。

ビモータ KB4のここがポイント!
  • ● アルミ削り出しやカーボンの部品を多用した軽量な車体
  • ● 600ccクラスに匹敵するショートホイールベース
  • ● 理想的な重量配分を実現するアンダーシートラジエーター

ビモータ KB4のライバルはこれだ!

  • MVアグスタ
    スーパーベローチェS

    モダンクラシックのスーパーベローチェ800に、スポークホイールやアルカンターラシートを追加。最高出力108kw、車重は乾燥重量で173kg。消費税10%込みで330万円。

  • トライアンフ
    スピードトリプル1200RR

    1,160ccの3気筒を搭載するロードスター。オーリンズの電子制御セミアクティブサスペンションを採用。最高出力132.4kW、車重200kg。消費税10%込みで228万5,000円。

  • ドゥカティ
    スーパースポーツ950S

    水冷Lツインを搭載するロードスポーツバイク。フルアジャスタブルのオーリンズサスペンションを採用。最高出力81kw、車重210kg。消費税10%込みで194万9,000円から。


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