掲載日:2018年05月27日 原付漫遊記 › 松本よしえのゆるカブdays
え・文・写真/松本よしえ
カブ小屋チロルのある森で摘んだフキノトウ。刻んで味噌汁に入れたり、オイルで炒めてパスタに和えるだけで絶品!
東北から桜の便りが聞こえる頃、標高1000メートル越えの山にも春がやってきます。カブで森の道をトコトコ走れば山菜を見つけ、ほんの一掴みだけ頂戴して味噌汁に入れたり、オイルで炒めてパスタと和えたり。ほろ苦い早春の味覚が食卓を豊かにしてくれます。
さて、第六十一回でご報告した「カブ小屋チロル」を建て始めて約8カ月が経ちました。おかげさまでようやく小屋らしい形が見えてきたかな。小屋を建てるなんて生まれて初めての経験ですから、心地よい筋肉痛とともに進めています。
この森に根を張る大木を泣く泣く伐採したとき、太い切り株の年輪を数えたら五十年以上!もしかしたらカブと同じ60歳の木なのかもしれません。なんとか形を残したくてカブ小屋の柱に使えるように製材してもらいました。家族と2人で大工さんに教わりながら土台や柱を手ノミで刻み、工具の使い方を覚えるところからのスタート。歩みは遅いけれど完成の喜びを手に入れるまでがんばるぞ~!!
カブ小屋チロルもようやく小屋らしくなってきました。窓からカブを眺める日を夢想しながら地道な作業はまだまだ続きます。
これまでの道のりのほんの一部をご紹介。【左上】昨年11月、屋根のベースになる野地板を張りました。【右上】12月、雪上での作業。気温は零下のことも。土台と柱、梁を連結する部分はすべてノミで刻んでいます。日本古来の建て方は素晴らしい!【左下】窓やドアもハンドメイド。窓は大小11点あるので先は長いぞ!?【右下】外壁の板を張って塗料を塗りました。これから室内の作業が始まります。
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