カブ生活

ゆるカブ第百九十八回「2023年SSTR・その1だよ!」

掲載日:2023年06月13日 原付漫遊記松本よしえのゆるカブdays    

え・文・写真/松本よしえ

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湾岸の若洲橋(東京)から友人と二人でスタートした角目のカブさん。明るいブルーの車体色は奥さんに決めてもらってセルフペイントしたそうです。お子さんとタンデムするためにリアキャリアにタンデムシートを増設。その分だけベースを後ろに延ばしてリアボックスを積んでいます。フロントのブロックパターンのタイヤとフェンダーにこだわりを感じるなぁ。後ろのKTM390DUKEさんはプコブルーのクロスカブにも乗っているそう。

カブよ走れ~っ! 千里浜の夕陽が待ってるよ!!

2023年のSSTR(サンライズサンセットツーリングラリー)は5月20日から28日までの期間開催(出走は27日まで)となりました。初日の5月20日、"ゆるカブよしえ"は国道20号の"道の駅蔦木宿"(長野県)にてカブをお待ちしてみました。午前9時45分から昼前までの約2時間、出会うご縁をいただいたカブとカブオーナーをご紹介しますね。

※SSTRについては2015年からの過去記事をご覧くださいませ。

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さきほどの角目カブさんがシートを上げてペイントの奮闘ぶりを見せてくれました。フロントバイザーの内側には走行予定のルートをファイルに入れて挟んでいます。ホントは通過する道の駅名を記した短冊もあったのだけど走行中に吹っ飛ばしてしまったそうです。同じような経験をした人、いるんじゃないかなぁ。オドメーターは57922㎞、これからも長~く乗れそうですよ。

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特色のミントグリーンにこだわったオシャレさんは5度目のSSTR。鎌倉の由比ガ浜(神奈川県)をスタートしました。なんとスマホもお揃いに塗っている! 積み荷の色使いも秀逸です。キャンプマットやブルーシート、麦茶のペットボトルまでオシャレな色使いに見えるぞ。

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二台の"くまモンカブ"は森さん夫妻。カブに乗り始めて一年、SSTRには初参加ながら走行ルートを時間と距離で管理する行程表をつくる堅実派。こーいう事前努力は後半の疲れが溜まってくる頃、地味に効いてミスなくゴールできます。小田原漁港をスタートして着々と道の駅ポイントを積み重ねてやってきました。

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大磯をスタートした瓜生さん夫妻はCT125ハンターとCC110クロスカブの二台で。「キャンプに行きたい!」と一年半前に購入したら、その願いを叶えるより先にSSTRに参加することになったと楽しそうに教えてくれました。

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小田原スタートの中尾さんはCC110クロスカブで初参加。すっきりした外観ですがマフラーやリヤショックを交換されているしエアクリーナーボックスも大容量です。走り重視のカスタムで千里浜まで弾丸だ~っ。

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ひろぼーさんはゼッケンを付けていなかったら参加者だってわからない!? このカブを購入したのは免許を取った3年半前で釣り好きのダンナさんと共用なんだって。リアの右側に取り付けた塩ビ管は釣り竿ホルダー。茅ヶ崎からスタートしました。

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フロントの前カゴがなにげに絶妙! 「適当につけただけ」なんて仰るけどゼッケンも違和感なく上手に付けられています。CC110クロスカブの西川さんはリターンライダーで初参加。二年ちょっとで約15000㎞を走られたそうです。

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この日最後にお会いしたのは熱海スタートの吉川宏司さん(本名です!)。三好礼子さんから"イカレタ過積載"と言われた自慢の積みっぷりをご覧あれ! 日本一周中でも信じちゃう。ゼッケンが埋もれて目立たないではありませんか。リアの予備タンクはオーストラリアから取り寄せたそうです。これ、昨年のモーターサイクルショーで見た覚えあり。この後、吉川さんは2度目のSSTRを完走したものの手痛いルートミスで時間内ゴールならず。この経験が次回参加への原動力となると信じていますよ。

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道の駅蔦木宿の案内看板前にて自前のCT125・ハンターカブを撮影。出走一週間前だというのに今年のゼッケンを貼っていない。旅の支度は直前にやるタイプ(あはは、恥ずかし)。

今年のSSTR初日、国道20号を走るとゼッケンを付けたカブがたくさん走っていました。道の駅で出会ったトラックドライバーさんに「きょうはカブのミーティングなの?」なんて聞かれたほどで、ほんの二時間ほどで10台のカブオーナーさんとお話しすることができました(ホントは2倍以上いた!?)。一般道を走って能登半島へ向かう最中なのに快く応じていただき感激です。どうもありがとうございました! で、次回は一週間後のSSTR最終日へと続きます。今回で9度目の完走となる"ゆるカブ松本"がカブと出会いながら千里浜ゴールを目指して走りま~す。

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