カブ生活

ゆるカブ第百四十回「晩秋の2020SSTR その2」

掲載日:2020年12月06日 原付漫遊記松本よしえのゆるカブdays    

え・文・写真/松本よしえ

ゆるカブ第百四十回「晩秋の2020SSTR その2」メイン画像

ゴールの翌朝です。「千里浜なぎさドライブウエイ」へ行くと前日からの通行止めは解除されないまま。浜は走れずだけど海風に吹かれて気持ちいいよ。

来年も千里浜へ。CT125で参戦するぞ!

6度目のSSTRを完走した翌朝、千里浜を訪ねました。ゴールゲートのある千里浜は「千里浜ドライブウエイ」の終点。今井浜から約8kmつづく砂浜をクルマやバイクで走ることができる日本で唯一無二の観光道路です。SSTRの参加者にとっては完走の喜びを噛みしめて走る波打ち際のウイニングロード。残念ながら前日からの高潮は静まらず浜への入り口は封鎖されていました。波打ち際を走れないまま旅立つのは名残惜しかったのですが、同じような思いを抱えた参加者が次々とやってきてカブオーナーと出会うこともできました。

※SSTRに過去参戦した様子は以下リンクからご覧くださいね。

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風雪に耐えて浜に立ち続ける「千里浜ドライブウエイ」の看板。後ろに見えるのは千里浜レストハウスです。

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海上は強風で白波が立ち、波は浜辺の奥まで寄せていました。クルマやバイクは侵入禁止でしたが浜辺を歩くことができました。「千里浜なぎさドライブウェイ」の情報は「石川みち情報ネット」で確認できます。https://douro.pref.ishikawa.lg.jp/

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前夜にナオミさんと別れてからソロ行動です。撮影のたび居合わせた方にカメラのシャッターを押していただきながら歓談。この時にお願いした方は羽咋が地元というオジサマ。「午後になったら走れるかなぁ」と仰るが、今回は帰宅SSTRのほうが長い道のりなので出発しなきゃ。

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撮影用のゴールゲート(11月末で撤去)のある千里浜レストハウス脇へ移動すると前日ゴールの余韻に浸るカブ2台を発見! 埼玉からのアイダ夫妻は蒲郡(愛知県)をスタートして走ってきたそうです。赤い60周年記念号とピンクの天気の子バージョンがなんとも晴れやかです。

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そうこうしているうちに顔なじみのカブ仲間(カブとスクーター混走)がやってきた。彼らは静岡県の興津をスタートして新潟県の糸魚川を目指し、国道8号経由。総距離400㎞以上を走ってゴール。昼ごはん抜きでも間に合わないかと思ったそうです。

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いよいよ千里浜を発とうとした時、SSTRオーガナイザーの風間深志氏が登場。グータッチして記念撮影していただきました。

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俳優にしてパリダカを2年連続完走した風間晋之介さんにもお会いできました。昨年は千里浜をYMAHA WR450RALLYで激走するのをナマで拝見。鳥肌が立ちました。

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けっきょく千里浜を出発したのは午前11時頃。が、県道75号を走行中に銀杏並木が目に留まりUターン。「宝達志水町イチョウ並木」(石川県羽咋郡宝達志水町東野)と呼ばれる名所です。並木道を走っていくと左右にそれぞれ70本以上のイチョウ並木が続きます。奥には海まで見通せる草地が広がっていました。羽咋に6年も通っていて初めて気づいた絶景です。

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小矢部へ向かう国道471号ぞいにある「滝の谷霊水」(石川県河北郡津幡町字上大田)にも寄り道。まろやかで甘い水と評される名水を求め、ときには水汲み待ちの列ができるそうです。わたしもポットに汲んで味わいました。地元の方が大切に管理されているので支援金の寄付を忘れずに。

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昼ごはんは小矢部(富山県)の国道8号ぞいのスーパーで購入した「カニちらし弁当」です。本物のカニ身が山盛りで580円って安すぎでしょ。この後は写真を撮る間もなく走行。

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2020SSTRの完走者が頂戴できる記念バッジです。今年の色はブルー。これで6個のバッジが揃いました。来年こそ千里浜でたくさんのカブと会いたいなぁ。

さて、夢中になって走るSSTRの一日が終われば参加者はそれぞれ帰宅の途につきます。全国へ向けて三々五々に散っていき、皆が無事に帰宅できて真のゴールとなるわけです。わたしは千里浜を午前11時過ぎに出発して富山県の小矢部から飛騨高山(岐阜県)をかすめ、飛騨ぶり街道(国道361号)で木曽福島へ抜けて”カブ小屋”のある八ヶ岳まで約300㎞の道のり。日没が早い分、とっぷりと暮れてからの帰宅となりました。帰りのSSTRのほうが遠かったなぁ。※2020SSTRは2021年3月31日までの期間開催です。https://sstr.jp/

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