カブ生活

ゆるカブ第百九十九回「2023年SSTR・その2」

掲載日:2023年06月27日 原付漫遊記松本よしえのゆるカブdays    

え・文・写真/松本よしえ

ゆるカブ第百九十九回「2023年SSTR・その2」メイン画像

2023年のSSTRは静岡県清水市の「クア・アンド・ホテル駿河健康ランド」に前泊。こちらは立体駐車場の最上階から海が臨める好立地のスタート地点です。5月27日午前4時35分、参加者は穏やかな海から上がるオレンジ色の太陽を拝んで次々に出発していきます。"ゆるカブよしえ"も唯一無二のゼッケン"7728"をつけたハンターカブ・CT125とともにゴールの千里浜を目指しました。

ゆるカブ・ハンターは絶好調、千里浜めざしてGOGO!!

今回で9回目の参加となるSSTR(サンライズサンセットツーリングラリー)。このラリーは車種や排気量に関係なく、それぞれが楽しみを見出しつつ能登半島の千里浜に設けられたゴールを目指して走ります。わたしの場合、今年はちょっと欲張って走行距離500㎞越えのルートを計画しました。第198回に続き、道中ではどんなカブに出会えるかも楽しみです。

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参加者はスマホに事前登録したアプリで通過ポイントを獲得したり、走行軌跡を見ることができます。写真の画面は参加当日の夜明け。日本地図の太平洋岸に並ぶ青丸は参加車両(公開設定している参加車両のみ)です。この日、約3700台が能登半島の千里浜へ向かって走り出しました。カブの参加者もたくさんいるはず。

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スタート時に出会った3人組はスーパーカブ110の"とり"さんとCC110・クロスカブの"さんてんごしー"さん、CT125・ハンターカブの"てい"さん。ルート設定を請け負うしっかり者の"とり"さんは、事故で失った60周年アニバーサリーカブのサイドカバーを乗り換えた車両に取り付けています。赤いバッジが光っていますね。"てい"さんは長距離走行に備えてゲルザブシートを採用したそうです。

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昨年までZRX1100で参加していた"かえる"さんはCT125・ハンターカブに乗り替え、C125の"くま"さんと二人で一般道を走ります。5回目のSSTRは"下道上等"で挑戦だ!

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写真を撮り終えて午前5時過ぎに出発すると国道52号を北上。途中の道の駅ではスマホのアプリを起動してポイントを登録しながら進みます。"道の駅とみざわ"にはタケノコと呼ぶには大きすぎるモニュメントに目が釘付け。

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午前6時15分、"道の駅みのぶ"でハンターのカブ女二人に遭遇! 田子の浦をスタートしてきた"とんたん"さん(左)と"なおたん"さんです。「千里浜で会おうね」の合言葉でエールを送りあいました。

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各都道府県に一か所ずつ、"指定道の駅"と呼ばれる立ち寄りポイントがあります。道中で必ず一か所は立ち寄るのが完走の条件。ここは山梨県で指定されている"道の駅しもべ"で午前6時30分だと開門前なのだけど、参加者は駐車場で登録を済ませて早々に出発していきます。

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あ、交通警官人形さん! 近頃はあまり見かけないだけに思わず記念撮影。道中の面白看板を撮るとか、気になるテーマを決めて追求するのも"あり"では。安全運転で楽しく走りましょう。

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午前7時57分、"道の駅にらさき"でお会いした"ボーズ"さんのCT125です。彼は出発地点として人気の"茅ヶ崎サザンビーチ"からスタート。2度目のSSTRは「とくにルートは決めていなくて……」と余裕の一言。モリワキのマフラーがうらやましいなぁ。リアボックスはがっつりと後ろに取り付けてガンガン走りそうな佇まいです。

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午前8時25分、アニメ「スーパーカブ」の聖地として有名な"釜無川橋ポケットパーク"です。先客は折り紙が趣味という"しま"さん。ご自身の作品を絡めたすてきなカブステッカーを頂戴しました。カブに乗って2年目、初参加のSSTRは小田原の酒匂海岸からスタートしたそうです。ここはポイントがゲットできる地点ではないのだけど登録して記念にします。

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午前8時35分、"道の駅はくしゅう"ではカブの参加者が集まって談笑中。一番右端に立っている"kanacha"さんは昨年12月、クロスカブ(右側のCC110プコブルー)納車と同時にユーチューバーデビューした行動派さん。同じ車種に乗っている人同士は道中で再開することも多いよ。

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横須賀からオサレな郵政カブで参加の"ゆうせいちゃん"さん。ふだんはマフィンを焼いて、このカブでデリバリーしているんだって。ワッペンでコラージュしたシートに注目! オリジナリティがあって素敵です。郵政カラーのリアカーゴには「千里浜で会いましょう」のメッセージ。元気をもらいました!

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午前8時59分、"道の駅信州蔦木宿"で会った小町さんは神奈川県の大磯をスタートしました。リアボックスに付けたU字フックで積載力アップ。背中に当たる部分は柔らかなバッグを挟んでいます。シートはダブルサイズを付けているのかな。お尻を前後に動かせるのは長距離を走るのに居心地よいかも。

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なんと、友人に偶然出会ってビックリ! わたしも活動している"Hub倶楽部"仲間のBさんとTさんはカブ仲間でもあります。このときは軽キャンパーで日本一周の旅に出かけるところ。今頃は北の大地を旅している頃かなぁ。

さて、夜明けとともに静岡県清水の海辺をスタートして5時間弱、約130㎞を走りました。昨年まで東京湾岸を出発していたときよりは早いペースかもしれませんが、気になるカブと出会ったり道の駅に各駅停車したりと、それなりに時間も掛かります。はたして日没までに500㎞を走れるか。この続きは"その3"で公開。どうぞよろしくお願いします。

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