カブ生活

ゆるカブ第百三十八回「カブ乗りが全国に襷を繋ぐよ!」

掲載日:2020年11月08日 原付漫遊記松本よしえのゆるカブdays    

え・文・写真/松本よしえ

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湘南のまぶしい海を見渡すこの場所は江ノ電の鎌倉高校前駅(神奈川県鎌倉市)。秋の一日、黄色い襷を繋ぐために4台のカブが駅前に集いました。

カブ乗りの手で襷を全国に繋ぐ、「襷リレー」に参加

都内からCT125で秋の鎌倉へ。この日は大切なミッションがありまして、カブ乗りが襷を手渡しで全国へ繋げようという企画、「日本一周襷旅(カブ編)」(襷リレー)に参加しました。これは埼玉県八潮市にあるライダーズカフェ「はらっぱ」さんがfbで呼びかけて始まったもの。9月に八潮のカフェをスタートした4本の襷は、それぞれカブ乗りのツテや呼びかけを頼りに旅をしています。

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9月某日、襷は60周年記念の限定カブに乗るシバタカズオさんからリトルカブのミホコさんへと繋がりました。カブ女3名とシバタさんとはこの日が初対面でしたが、互いにカブを愛する同好の士。キラキラの海と江ノ電を眺めながらのカブ談義。楽しいひと時を過ごしました。

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鎌倉の数日前、「はらっぱ」さんにて。じつはリレーが始まった当初、「Tシャツとマスコットのアヒルちゃん」のセットが襷として参加者に継がれていました。その後に黄色い4本の襷が完成し、それぞれ参加者の元へ。”ゆるカブよしえ”は襷の一本を届ける中継役を仰せつかりました。写真の右端は発起人の”らっぱー”さん。居合わせたお客さんも絶賛応援中!

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さて、話しは戻りまして江ノ電の鎌倉高校前駅。週末のわりに人出は少ないそうですが目の前を江ノ電が通るたびに写真を撮影する人多数。海沿いは慢性的に渋滞しています。

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海沿いの渋滞がウソのような静けさ。カブ女三人で鎌倉駅近くにある素掘りのトンネル(扇ガ谷)を訪ねました。軽自動車がやっと通れる急こう配の坂を上るだけにカブの本領を発揮!

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「海蔵寺」は萩の花が咲きこぼれていました。扇ガ谷の奥にあるせいか人も少なく静かな鎌倉の風情。駐車場もありカブで行くのにお薦めです。

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石段に咲きこぼれる萩の花に見惚れる。四季折々の花が楽しめる花の寺としても有名です。立派な茅葺屋根の庫裏や日本庭園、岩窟に整列する水穴の謎など興味深いです。

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4日後、いまにも雨が降りそうな相模川の川原に二色のCT125が並びました。ブラウンは鎌倉で襷を受け取ったナオミさん号。”ゆるカブよしえ”号はキタコのキャリアを装着したばかり。

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Tシャツには参加者がサインをします。ナオミさん(右)から襷を受け取ったアケミさん(左)は「ゆるカブ」第百七回に登場しました。カブに乗るために小型二輪の免許を取り、60周年記念の限定カブに乗りたくて、この相模川の川原で特訓したそう。思い出の地で襷を繋ぎました。

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マスコットのアヒルちゃんです。小雨降る相模川の川原でCT125のフェンダーにちんまりと載って記念撮影。襷とTシャツ、アヒルちゃんが全国を旅するんだね。

10月23日現在、4本の襷は北海道、山形県、山梨県、静岡県をそれぞれ旅しています。今年はイベントなどで大勢が集うのはむずかしいため、カブ乗りが繋がれる機会は貴重でしょう。はたして襷がどんな旅をするのか、楽しみに見守っています。

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