掲載日:2020年08月02日 原付漫遊記 › 松本よしえのゆるカブdays
え・文・写真/松本よしえ
真夏の東京は灼熱地獄。冷たいサイダーの誘惑には勝てません。昔懐かしいラムネのような味。そしてなんと、「塩」が隠し味という後味の軽いサイダーです。
都内をカブで移動中のこと。ひらりと目に飛び込んできたのは「地サイダー」の貼り紙。あんまり暑いものだから店先に横づけして一気飲みしました。みなさま、汗をかいたときは水分に加えてわずかな塩分がたいへん有用でして、なんとこのサイダーの原材料を見たら「塩」も入っております。熱中症対策に塩入りの「地サイダー」って新鮮かな~と。
大正年間創業の「かどや酒店」(東京都中野区上高田1丁目)さんです。昔ながらの酒屋然とした佇まいの建物は築70年以上になるそうです。目の前は「早稲田通り」こと都道25号。通りの向かい側にある「爬虫類倶楽部」も気になります。
夏の夕暮れどき、ひっきりなしにお客さんが訪れます。かつては店内の一角でで一杯飲める「角打ち」もやっていたお店です。現在は販売のみ。
兼業していた「たばこ屋」の名残りが。古いガラスショーケースが店先にひっそりと残っております。こんな設えは都内でも見かけなくなりました。
この「中野サイダー」のPOPが目に飛び込んできたのです。ラムネやサワーの製造元で知られる”トーイン”こと「東京飲料」(東京都中野区)が製造するサイダーです。
店内に一歩入ると驚きの品揃え。三代目になられるご兄弟が選ぶ世界のビールやワインも並びます。こんな店が近所にあったらお酒選びが楽しくなります。
格天井に似合うレトロな天井扇風機が回っております。昭和にタイムトリップできますよ。
かつては「角打ち」のお客さんに愛されたであろう店内です。一歩踏み込めば世界のビールやワイン、焼酎や日本酒が並び、それぞれに付けられたPOPに愛情を感じます。ちょっとした乾き物や缶詰のつまみも用意されておりまして、家呑み用のアルコールを仕入れるのに重宝しそうな品揃えです。この日のゆるカブ号は地サイダーを3本と「日本一辛い」という柿の種を買いましたが、次回は荷台に箱を積んで行かなきゃかなぁ。
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