掲載日:2020年02月09日 原付漫遊記 › 松本よしえのゆるカブdays
え・文・写真/松本よしえ
令和元年12月30日の築地でございます。市場は豊洲へ移転しましたが築地場外のにぎわいは変わらず。観光と買い物のお客さんでごった返すなかカブも見つけましたよ。
豊洲へ市場が移転して二度目の冬。正月用の買い出しに出かけた帰りに築地へふらりと立ち寄りました。すでに場内はこざっぱりと更地化されている一方、場外に密集する店舗群は買い物客や観光客でごった返しておりました。そんな人混みをかき分け路地を歩き回っていたら、市場仕様のカブに出会いましたよ。
路上にぶちまけられた氷は築地の日常風景。氷の上にカブが駐輪しているのが市場っぽい。買い出しに訪れた方のカブでしょうか。真冬の買い出しはハンドルカバーが必須アイテム。
路地に55周年アニバーサリーカブを発見。自転車に混じって無造作に駐輪しているけど、どうか駐禁キップを切られませんように。カブで訪ねるときは公共の駐輪場などを利用したい。
おそらく目の前のお店のカブでしょう。市場で働く市場カブがいました。ナンバープレートはボコボコで鍵もつけっ放し状態なのが多いです。
(左上)トロ箱の蓋に「写真撮ってください」のポップ。広告塔代わりのスペイン産マグロのカマは外国人の観光客に大人気でした。(右上)これぞ市場カブ! リアキャリアの上に頑丈で巨大なキャリアが二重に装着されています。幅広ゴムバンドでクロス掛け。(左下)年の瀬はリアキャリアのゴムバンドが昆布に見える!? 後ろへ長く延長してたっぷり積めそう。(右下)江東区の原付ご当地ナンバープレートを発見。「木場の角乗り」の意匠。カブに似合っていました。
これまた市場カブ。奥に見えるのは波除神社ではお詣りする人が絶えません。境内には「魚河岸の碑」や「すし塚」、「玉子塚」があります。
豊洲へ移転以来、久しぶりの築地へ。出会ったカブは大きな荷台に幅広のゴムバンド、でこぼこのナンバープレート。思いっきり実用仕様で働くカブの姿が心に沁みます。市場カブは築地の路地で街の一部と化していました。
東京在住 北に新鮮な海の幸ありと聞けば、バイクで「ばばばっ」と駆けつける食いしん坊ライダー。本業は料理や食が専門のイラストレーター。愛車はカワサキ ヴェルシスのほかにオフロード車やサイドカーを所有。2011年11月、カブ90に出会う! HUB倶楽部の主宰メンバー。
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