カブ生活

ゆるカブ第百二回「都内にカブでお出かけ、どこに駐輪する?」

掲載日:2019年05月19日 原付漫遊記松本よしえのゆるカブdays    

え・文・写真/松本よしえ

浅草通りの菊屋橋交差点に立つニイミのビル。コック帽姿のオジサマの像は一度見たら忘れられません。「世界の食器」というコピーに昭和を感じるね。

カブで駐禁!? 有料駐輪場を使ってみよう。

薫風に誘われてカブでお出かけがうれしい季節です。本日はコック帽姿のオジサマがビルの頂上にいる、東京の「かっぱ橋道具街」へやってきました。こちらは全国区で知られる厨房用品を扱う道具街。近ごろは外国からの観光客が目立ちますが、かつてはカブに乗った職人や商店主のお姿をたくさん見かけたものです。

でね、このたびは羽カブ号でかっぱ橋へ出動するために時間制駐輪場を利用してみました。これ、ネットでバイクの駐輪場を検索すると出てきますよ。30分や1時間単位で駐輪場を予約でき、利用料はカード決済でOKというタイプもありまして、これなら現地で血眼になって駐輪場を探さなくても済みます。

さて、羽カブ号で利用してみると、実際の駐輪場は車用駐車場の壁際でした。空きスペースを活用して二輪駐輪場を運営しているようで、ペイントで区切られた一台ピッタリ分の枠の中に駐輪します。カブならば余裕ですが駐輪枠の位置によっては通路が狭く、取り回しに慣れていない方は出し入れを面倒に感じるかもしれません。なので予約する際はサイトの説明写真をしっかり見たり、グーグルマップのストリートビューを駆使して確認すると安心です。

そういえば昨年のカフェカブ青山でお会いした参加者さんは都内で駐禁を取られたと仰っていました。宿泊の際、宿の目の前に路駐したところ、同じ道の反対側に駐輪したお連れさんのカブはセーフだったのに自分だけアウトだったと。たいへん残念ですが都内のバイク駐輪事情はあまりよろしくありません。

場所によっては100台規模の駐輪場もありますが、大半は小規模で駐輪できるかは運しだい。事前に数カ所を調べておくのが無難です。どうぞ都内で駐輪難民にならないために、お出かけの際はご注意くださいませ。

羽カブ号で利用したのは東上野6丁目にある駐輪場です。かっぱ橋のメイン通りまでは徒歩で約400m。

ややや、駐輪場から道具街へ向かう途中、さっそく取り締まりの現場に遭遇。駐車しているのが車じゃなくてカブだとしても、もちろんアウトです。

道具街で食品サンプルは大人気。こちらは撮影もOKという太っ腹なお店。ポテトサラダや納豆ごはんのスマホケースを買ってみる?

道具街の中ほど「合羽橋」の信号から浅草方面(東)へ向かう通りをご覧くださいませ。正面に巨大な東京スカイツリーが現れます。

包丁がずらりと並ぶ「かまた刃研社」へ。こちらは1923年創業の刃物専門店で刃研ぎに力を入れています。わたしは数年に一度、自分の包丁を研ぎに出します。自己流に研いで刃先に癖がついた包丁も信じられないくらい切れるようになります。

隣にある「犬印鞄製作所」は質実剛健な帆布製のバッグが有名です。カブに似合いそうなアイテムが並んでいます。

菓子道具の老舗は立て替え建築中。かっぱ橋でも激減した古い看板建築の趣きを残す商店なので残念。

こちらの記事もおすすめです

この記事に関連するキーワード

新着記事

タグで検索