

掲載日:2014年06月10日 試乗インプレ・レビュー
取材・写真・文/野岸“ねぎ”泰之
LED化されたヘッドライト周り。白い光は明るい場所だと目立ちにくいが、実際の光量は問題なし。ウインカー点滅のキレもいい。
速度の針は外側に配置され、中央にディスプレーというレイアウト。燃料計や時計のほか、距離計には平均燃費が表示可能。
左側ハンドルにはハイロー切り替えのほか、大きなホーンボタンとプッシュキャンセル式ウインカーボタンが配される。
右側ハンドルにはスターターボタンのほか、アイドリングストップ機能のオンオフスイッチと、新たに装備されたハザードスイッチを配置。
給油口とシートの開閉はメインスイッチ脇で操作可能。ハンドルロックをしてキーを抜くと自動的に鍵穴がふさがるオートシャッターつき。
左側のグローブボックスには500mlのペットボトルが入る。さらに12Vのアクセサリー電源ソケットを装備。1Aまで使用できる。
シートの開閉に際し、全開のほかに途中の位置で固定できるロック機構が新たに採用された。
シート下収納の容量は25Lで前モデルと変わらないが、形状が見直され、使い勝手が向上。中央脇は工具スペース、後方は書類スペースだ。
前後の座席を分ける位置にあったバックレストを廃止し、一体型シートに。レザーにはダブルステッチを施してある。
リア周りの灯火類もすべてLED化された。効率よく配されたリフレクターにより、被視認性は高い。
省燃費性に優れた「eSPエンジン」。低中速トルクの増大と燃費の向上が図られた。駆動系には伝達効率に優れ耐久性の高いダブルコグベルトを新採用。
前後14インチのアルミホイールの採用で走行安定性は高い。リアタイヤには転がり抵抗を軽減する低燃費タイヤを新採用した。
価格(消費税8%込み) = 32万9,400円
※表示価格は2014年6月現在
進化し続ける大人気スクーター。環境性能に優れた「eSP」エンジンはトルク特性を改善。タンク容量の増加もあって航続距離が向上した。すべての灯火器がLEDに変更され、アクセサリー電源などの装備も充実した。
■エンジン形式 = 水冷4ストロークOHC単気筒
■総排気量 = 124cc
■最高出力 = 8.6kW(12PS)/8,000rpm
■最大トルク = 12.0N・m(1.2kgf-m)/7,500rpm
■トランスミッション = 無段変速式(Vマチック)
■始動方式 = セルフ式
■点火方式 = フルトランジスター式バッテリー点火
■サイズ = 全長1,930×全幅740×全高1,100mm
■シート高 = 760mm
■軸間距離 = 1,315mm
■最小回転半径 = 2.0m
■乾燥重量 = 130kg
■燃料供給装置形式 = 電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)
■消費燃費率 = 53.7km/L(定地燃費値)、50.8 km/L(WMTCモード値)
■燃料タンク容量 = 8.0L
■乗車定員 = 2名
■Fタイヤサイズ = 90/90-14
■Rタイヤサイズ = 100/90-14
■Fブレーキ形式 = 油圧式ディスク
■Rブレーキ形式 = 機械式リーディング・トレーリング
■F懸架方式 = テレスコピック式
■R懸架方式 = ユニットスイング式
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