ホンダ PCX

掲載日:2014年04月25日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

上記「掲載日」はバリエーションモデル追加日です。本バイク購入ガイドは2011年01月31日に掲載されたものです。

ホンダ PCXの画像
HONDA PCX

グローバル戦略で実現した
圧倒的なコストパフォーマンス

2010年春の発売からわずか半年で、年間目標の2倍にあたる1万6000台の受注を達成したPCX。近年まれにみる爆発的ヒットにつながった理由は、なんといってもライバルを圧倒する高いコストパフォーマンスにあります。全長1915mmの堂々たるボディを、ウインカー一体型のデュアルヘッドライトやメッキ仕様のバーハンドルなど高級感あるエクステリアで包んだ車体は、同クラスでは比類のないクオリティ。「足代わり」の印象の強い原付2種でありながら、ファーストバイクでも引け目を感じない高い所有満足度を与えてくれるものです。重厚感ある見た目の一方で、張り出しの少ないボディや46度という大きなハンドル切れ角による取り回しは軽快で、ピンクナンバーならではの機動力もしっかり考慮されています。

さらに開発に際しては「動力性能と環境性能の両立」が意識されており、新開発となるPGM-FI採用の水冷単気筒エンジンには、ACGスターター採用によるアイドリングストップ機能を標準装備。53km/l(定地走行燃費)という超低燃費を実現しているのも、ガソリン高騰、エコ志向が顕著な昨今では大きな魅力といえます。

これだけのクオリティながら30万円を切る価格設定を実現した背景には、世界戦略車に位置づけてボディの共通化を図り、タイで一括生産することで、コスト削減を図るというホンダのグローバル戦略があります。14インチという国内では珍しいホイールサイズも、不整路が混在するアジアや、市街地に石畳の多いヨーロッパなど、世界各国の多様な路面状況を配慮したものです。実際日本のユーザーからも、PCXの大径ホイールによるしなやかな乗り心地は高い評価を得ています。

まだ発売間もないこともあり(2011年1月現在)、中古はほとんど流通しておらず、新車に比べて割安感も乏しいのが現状です。保険残やリヤボックスなどオプションの有無を算段しながら、お得な車両を探してみるのも楽しいかもしれません。

ホンダ PCXのここがポイント!
  • ●  クラスを超えたハイグレードな装備
  • ●  安心感あるコンビブレーキ+14インチホイール
  • ●  実燃費でも50km/lに迫る低燃費

ホンダ PCX バリエーションモデル

PCX(eSP)の画像

PCX(eSP)

グローバルエンジン「eSP」を搭載

2012年4月のマイナーチェンジで、耐久性と静粛性、燃費性能を高めた新開発のスクーター用グローバルエンジン「eSP(イーエスピー)」を搭載。オフセットシリンダーやシェル型ニードルベアリングのローラーロッカーアーム、知能化された発電制御など、多岐にわたる徹底的な低フリクション化により53.2km/L(60km/h定地走行テスト値)の高い燃費性能を実現しました。また、シートのバックレスト形状やエンジンマウント位置の変更により乗り心地を向上、燃料タンクリッドの開口方向変更、大容量トップボックスやロングウインドシールドなどの新たなオプション設定などで使い勝手も向上しました。

  • ● 新開発の「eSP」エンジンを搭載
  • ● シートのバックレスト形状を変更
  • ● 燃料タンクのリッド開口方向を変更

2014年モデルの画像

2014年モデル

フルモデルチェンジでスタイリングを一新

2014年4月24日に新型PCXが発売されました。エクステリアはフロントからリアにかけてカウリングを一新、上質感を高めたスタイリングとなります。シートはバックレスト一体型の新形状となり、ライディングポジションの自由度が向上、良好な足つき性も確保します。フロントにはLEDのヘッドライトとトラインビーム状のLEDポジションランプを採用するほか、すべてのランプ類がLEDとなり、精悍さを増すとともに消費電力も抑えます。エンジンは細部の見直しにより低中速域をトルクアップ、駆動系やタイヤの変更も含め燃費も向上します。車体色はレッド、ブラック、ホワイトの3種、価格は(8%税込)329,400円。

  • ● 上質感を高めたニューデザインのエクステリア
  • ● LEDのヘッドライトとラインビームポジションランプ
  • ● 8Lへと容量アップした燃料タンク

ホンダ PCXのライバルはこれだ!

  • ヤマハ
    マジェスティ125

    フルサイズの原2スクーターとして非常に人気の高いモデル(生産終了)。前期のキャブ仕様と後期FI仕様があり。パーツも豊富でカスタムベースとしても楽しめる。

  • ヤマハ
    シグナス125X

    ’03年発売から原2スポーツスクーターを牽引してきたロングセラーは、コンパクトで軽快な走りが魅力だ。チューニング志向のユーザーにはベストマッチ。

  • スズキ
    アドレスV125S

    人気の通勤快速V125の派生バージョン。グラマラスな外装に加え、シート下スペースの形状変更やデジタルメーター追加でユーティリティが向上した。

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